目 次
いよいよ本格的な発芽がスタート!
かなり遅れてしまったが、3月9日(日)のシャクヤクの状況を報告したい。
3月に入って最初の週末だ。今年は来年に比べてシャクヤクの発芽状況が遅れているように感じていたが、その心配を吹き飛ばす発芽ぶりにすっかり安心した。
いよいよ本格的な発芽がスタートした感がある。
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勢いよく次々と発芽する中で雪が!
様々な品種で新たな発芽が確認され、既に発芽していた品種は、その数をドンドン増やし、それぞれの芽が大きく育ってきた。
今年もやっぱり「ラテンドール」のスピード感が凄い。もう既に数多くの芽が発芽している。「麒麟丸」も負けじとドンドン芽を出してきた。
ギリギリのタイミングで2月末に小さな発芽を確認した「春の粧」も確実に成長している。
新たな発芽の発見もあった。「かぐや姫」と、玄関側の新しい品種だった「波の華」。これは全く意外でビックリさせられた。
という次第で、3月に入っていよいよ待望のシャクヤクの発芽ラッシュを迎えようとしている中で、突然の雪がやってきた!

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都内初の積雪予報に慌てて対策を講じる
ところが、実は、この直前にここ東京では今年1番の寒波が到来し、積雪予報が出た!しかも短期間に2回もである。
それが3月に入ってからだったので、ビックリさせられたことはもちろん、大いに慌ててしまった。
その時点で既にいくつかの品種が発芽していたからだ。
積雪の量によっては、発芽仕立て、すなわち誕生したばかりの小っちゃな真っ赤な芽が雪でやられてしまうかもしれない。
そう思うといてもたってもいられなくなる。心配でならない。
先ずは、3月3日(月)だった。
3月になったとは言ってもかなり寒く、都内でも積雪、特に僕が住んでいる多摩地区では10センチ程の積雪が予報されていた。
あの生まれたばかりの新芽に雪が10センチも積もれば、芽は枯れてしまうのではないか。本当に不安になる。
何としてもそれは避けたいということで、慌てて対策を講じた。
雪になるとの予報だったが、それに先立って午前中から既に冷たい雨がかなり降っていた。この雨が午後から雪に変わるという。
これはまずい。早急に対策を立てないと!
藁でも敷くのがベストだろうが、そんなものはあるはずがない。そこで、パッと閃いて、庭の芝生の枯れ草を使うことにした。

雨の中、その枯れ草を引きちぎって、シャクヤクの発芽部分に被せることにしたのだ。
最初は既に発芽している品種だけに限定していたが、これから発芽を控えている地上スレスレにある芽にも影響があってはならないと、まだ発芽していない部分にも枯れ草を被せた。
こんな感じになった。



とにかく、冷たい雨がかなり降っていたので、短時間で対応しなければならない。
南側は芝生に枯れ草が真横にあったから良かったが、玄関のある北側はそうはいかない。仕方がないので、サルスベリの落ち葉を手で集めて、取り急ぎ芽が出て来ると思われる辺りに被せてみた。


これで、対策は万全。後は実際の雪がどれだけ降って、どれだけ積もるのか?それだけだった。
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結局、雪はそれほど積もらなかった
結局、雪は予報通りに降ることは降った。多少は積もったが、大したことはなかった。
苦労して対策を講じたのに、労が報われなかったと嘆きたい気持ちにもなったが、「備えあれば患いなし」、結果的には何の被害もなかったことを素直に喜ぶべきだろう。




それにしても今年は日本海側を中心に連日の大雪に見舞われて、史上最高の降雪量などというニュースが盛んに飛び交ったが、関東の首都圏や太平洋側では全くというほど雪が降らず、乾燥注意報が出続けていた。
そんな中にあっての関東での3月の降雪。ホンのわずかな積雪だったが、シャクヤクの芽が出てきた後の雪に、何とも感慨深いものがあった。
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2度目の降雪予報
それから暫くして、2回目の降雪予報が8日(土)だった。今回も前回以上に丁寧に芝生の枯れ草を敷き詰めた。
だが、この日は3日よりも更に雪は少なく、積もるようなことは全くなかった。







19日(水)の朝、突然の3度目の降雪
実は、更に19(水)の朝、東京に突然の降雪があったことは記憶に新しいところだ。実に3月の3度目の降雪。
深夜からずっと降り続いていた雨が、明け方になって突然、想定外の雪に変わったようだ。これは天気予報でも全く触れられていなかった文字通り想定外の雪。
都心でも1cmの積雪が記録されたが、我が町田では9時半頃には雨に変わり、全く積もることはなかった。今回は全く手の打ちようがなく、対策はゼロだったが、シャクヤクの新芽には全く影響はなかったようで、助かった。
こうして3月に入っての予想外の降雪予報に慌ててが、結果的には全く影響を受けることなく、無事にシャクヤクの新芽を守ることができた。
それにしても3月に入ってからの想定外の雪に振り回された。しかも雪の降る前日は20度を超える初夏を思わせるような好天だったこともあって、本当に3月の気候には振り回される。
こうして、雪を無事に切り抜けた後は、以前にも増して発芽の勢いが強まった。
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3月9日(日)の発芽状況
2回の降雪危機を乗り越えた後のシャクヤクの状況を写真で見てもらう。かなりの勢いで発芽し始めている。
ラテンドールの状況
ラテンドールは今年も一番最初に発芽して、その後もドンドン成長している。3月に入って勢いはいや増し、3.9時点で早くも16個の発芽を確認できた。


麒麟丸の発芽が複数個に増えてきた
麒麟丸は、発芽の数が増えてきている。3.9時点では5つの真っ赤な芽を確認できた。今後も更に続々と発芽してくるはずだ。


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春の粧が一挙に発芽ラッシュ!
「春の粧」は少し変わった品種だ。「ラテンドール」は1月末、「麒麟丸」も2月のかなり早いうちから発芽していたというのに、「春の粧」の発芽は2月の末に、漸くギリギリ発芽が確認できた。
早生の花で、開花そのものは非常に早いのに、発芽はそれほど早くない。少し遅めに発芽してきるのに、その後の成長は早くて、結局は例年、一番先に咲くことが多い。
2月末ギリギリに遂に発芽を発見。こうなると早いのである。一挙に開花ラッシュとなる。
3.9時点で8つも発芽を確認できた。




サラベルナールとアレックスフレミング
サラベルナールとDr.アレックスフレミングが1月中に発芽したことには驚かされたが、発芽こそ早かったものの、その後の成長はあまりパッとせず、赤い芽があまり大きくなってこないのことは報告させてもらったとおりだ。
その後もやっぱり生育が遅いように思われる。大丈夫だろうか。心配だ。


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漸く「かぐや姫」の発芽も発見
遂に待望の「かぐや姫」の発芽を確認。これは嬉しい。まだ地表にわずかに顔を覗かせているだけで下の写真を見てもハッキリしないが、明らかに発芽が認められる。
これは楽しみだ。今年こそ開花してほしい。


玄関側(北側)の新種の発芽に驚嘆
玄関側のシャクヤクは、北側で日当たりが悪いこともあって、どうしても発芽が遅れ気味である。
元々、去年までは「ソルベット」と「夕映」の2つの品種を植えていただけだったが、黄色いシャクヤクを植えたかったこともあって、思い切って整理をして、新たに3つに品種を植え付けたことは秋に報告したとおりだ。
したがって、現在この玄関側には5つのシャクヤクが植えられている。
新たに植え付けたのは。待望の黄色いシャクヤクの「楊貴妃」と、白の「波の華」と赤の「火祭」の3つの品種。
遅れて植え付けたので、元々日当たりの悪い北側の中でも特に日当たりの良くない環境だったが、それは止むを得ない。
もう一つのポイントは、秋に新しく植え付けたシャクヤクの株は、翌年にはあまり成長はせず、花を咲かせることも稀だという点だ。ものの本には、地中の株を充実させるために、むしろ初年度は「花を咲かせてはいけない」とある程だ。
だから、今年は黄色のシャクヤクの「楊貴妃」も、「波の華」も「火祭」も、開花は期待できそうにない。
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「波の華」が悪い条件の中、見事に発芽
ところが、何と「波の華」が発芽したのである。「波の華」が植え付けられている場所は、この北側の庭の中でも最も日当たりの悪い場所である。
そんな悪い環境の中で、早くも発芽してくれたことには驚嘆させられると共に、本当に嬉しくてたまらず、もしかしたら初年度から花を咲かせてくれるのではないかと期待してしまう。
果たしてどうなるだろうか。


写真日記、続く。