目 次
待ってました!遂にシャクヤクの芽が一斉に出てきた!
遂にやってきた。この日をずっと待ち焦がれていたが、予定通りに、期待していた通りに出現してくれた。
もちろん、シャクヤクの芽のことだ。
去年の例を見ても、シャクヤクの新芽は、品種の種類と、我が家のシャクヤクを植えている2つの場所、南側のいわゆる「シャクヤク畑」と北側の「玄関側」という日当たりの良し悪しによって発芽の時期が異なるが、主だった品種は、2月の下旬にはその真っ赤な新芽を土の中から、一斉に顔を出してくる。
一斉にニョキニョキと顔を出してくるのである。ここではどうしても「ニョキニョキ」という表現を用いたい。これ以上、相応しい表現を思いつかない。
今年もちゃんと出てきてくれたのだ。
遂にこの季節がやってきた!
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毎年2月には芽を出し始めるシャクヤクだが
昨年、連載していた「シャクヤク栽培写真観察日記」や、昨年の12月に配信したサザンカの紹介記事で、シャクヤクは2月になれば芽を出してくると何度も書いてきた。
その2月がやってきて、もう既に3月に入った。
僕はシャクヤクの赤い芽が地中からニョキニョキと顔を出してくるこの2月の到来を心待ちにしていた。
昨年は2月5日に最初の発芽を確認
我が家のシャクヤクが見事に咲き誇るようになってくれたのは、最初に植え付けてから3年目となる去年からで、昨年(2023年)のシャクヤク栽培写真観察日記の記念すべき第1回目(配信は2023.3.22)を読み返すと、何と早くも2月5日(日)にラテンドールの発芽を報告している。
2月の中旬にはかなり発芽、もう真っ赤な芽があっちこっちから出てきており、慌てて写真に撮って、「シャクヤク栽培写真観察日記」の連載をスタートさせたのだった。
発芽第1号は2023.2.5と早かったが、シャクヤク栽培写真観察日記のスタートは、それから1カ月半以上後だったことになる。
今年の発芽は少し遅れて2月中旬だった
今年も2月の到来をずっと心待ちにしていおり、2月に入ってからは、少しドキドキしながら観察していた。
といっても困るのは、僕がフルタイムで働いているサラリーマンで、勤務先の病院が遠方にあるため、朝はまだ暗いうちに家を出て、急いで帰宅してもすっかり暗くなっていることだった。
つまり、発芽の有無の確認は週末にしかできない。だから、どうしても発芽日を正確に確定させることが難しい。
どの土曜日に発芽していたのか?と1週間単位で週末毎に発芽状況を確認することになる。
だが、今年はハッキリと2月中に2つの品種は発芽していた。この点は間違いない。
その2月中に発芽していた地中から出てきたばかりの真っ赤な芽の様子は、後で写真を見てもらうことにして、先ずは、この週末(2024年3月2日(土)~3日(日))の発芽の状況、今のシャクヤク畑を見ていただこう。
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3月2日(土)~3日(日)時点で、こんなにニョキニョキ!
3月早々にいきなりこんな状態!結構すごい。どうですか、これは!?
僕は思わず感動してしまった。
百聞は一見に如かず。先ずは写真で見てもらおう。
「ラテンドール」と「麒麟丸」が第1号
一番最初に発芽していたのは、「ラテンドール」だった。去年と全く一緒である。
ラテンドールはいつも真っ先に赤い芽を土の中から出して、花もかなり最後まで咲いている非常にありがたい品種だと痛感させられる。
実に見事な真っ白な大輪を咲かせてくれるラテンドールなのだが、そのせいか新芽は他の品種に比べると、幾分赤みが足りないというか、少し明るい色をしているのが特徴だ。
それにしても芽の数の多いこと。この時点で13個の赤い芽を数えることができた。この先が大いに楽しみだ。
【ラテンドール】
2番目に地中から顔を出してくれたのは意外にも「麒麟丸」だった。しかも非常にしっかりとした少しゴッツい感じの大きくて真っ赤な芽だった。
一斉に顔を出してきて、凄い勢いを感じさせる。たくさん芽が出てきて少し密集し過ぎの感もある。
丁寧に芽の数を数えてみると、この時点で11個の芽を確認するこことができた。
それが1カ所に集中し、密集しているのが少し気になる。嬉しい悲鳴なのだが。
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【麒麟丸】
「春の粧」は突然一斉に!
「春の粧」は例年かなり勢い良く広範囲から芽が出てきて、成長も早く、花の開花も早かったので、もっと早く発芽してくるものだと思っていたが、実は2月中には発芽しなかった。
「あれ?どうしてだろう?」と少々心配になってしまった。
ところが3月の最初の土曜日(3.3)に確認すると、何とウジャウジャ一斉に真っ赤な芽が顔を出しているのを発見。
これにはビックリさせられた。1週間足らずの間に最初の芽が顔を出した後、あれよあれよと他の芽も競い合うように、グングン地中から顔を出してくれたようだ。
芽の数は現時点でちょうど10個。1週間前の週末には1つも出ていなかったことは間違いなかったので、ホンの数日(最長で7日間)で一斉に出てきたわけだ。
驚いた。その成長のスピードにはビックリだ。
【春の粧】
「夕映」も少し
「夕映」は南側の「シャクヤク畑」と北側の玄関側と2カ所に植え付けていることは、昨年のシャクヤク観察日記の熱心な読者なら、良くご存知のことだろう。
今回の発芽は、もちろん南側の方である。実は、昨年はこの南側の「シャクヤク畑」の夕映は3つしか咲いてくれなくて、寂しい思いをした。
遅れて発芽してきた北側の方の夕映はどっさりと咲き誇ってくれただけに、不思議でならなかった。
今年はどうなるだろうか。今回は4つの芽を確認することができた。
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【夕映】
「サラベルナール」も発芽した
昨年は1輪しか咲いてくれなかった「サラベルナール」にも驚きの発芽を発見。
こちらも良く観察すると4つも芽を出してくれていた。今年はたくさん美しい花を咲いてくれるのだろうか?
【サラベルナール】
何とあの「かぐや姫」も芽を出した!
昨年、苦労して購入して大切に植え付けた巨大な大輪を誇る「かぐや姫」。
今年の我が家のシャクヤク栽培にとって、特別なシャクヤクとも呼ぶべき「かぐや姫」を咲かせることができるのかどうかが、最大の話題というか課題である。
去年の11月に植え付けたばかり。場合によっては今年は芽を出してくれないか、仮に発芽しても花は咲くことはないのではないかと覚悟している。
そもそも、発芽そのものが他の品種よりも大幅に遅くなるものと確信していた。
というのは、本当に株の販売、つまり小さな芽が付いた状態で市販される株が、他のシャクヤクに比べると2カ月近く遅かったからだ。
だから、かぐや姫は遅く芽を出してきて、開花も遅くなる、そういうものだと信じていた。
ところが何と、かぐや姫の発芽を発見してしまった。
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驚いた!「かぐや姫」は芽が赤くない!
このあまりにも早過ぎる発芽には驚かされた。芽の数は1つしかない。
その芽は、他のシャクヤクとは様子が違っており、これにも驚きを禁じ得なかった。
シャクヤクの芽というのは、どんな品種でもドキッとするほど強烈な赤いものなのだが、何とかぐや姫の芽は赤くなかった!多少赤い筋というか絞りのような赤はあるが、基本は白い芽なのである。
これにはビックリさせられた。こんなシャクヤクがあるんだ、さすがにありとあらゆる意味で「規格外のかぐや姫」ならではと驚かされている。
この先、どんな姿を示してくれるのだろうか
とてつもなく楽しみ!
【かぐや姫】
3月初旬に43個もの芽が一斉に顔を出した
ということで、最初の発芽こそ昨年よりも2週間近くも遅れたものの、3月3日時点で6つの品種、新芽の総数は何と43個に及んでいるが判明した。
これはすごいことだ。ニョキニョキとおもしろいくらいに続々と芽を出してくる。
我が家の庭に大好きなシャクヤクがしっかりと確実に根付いてくれた証し以外の何物でもない。
遂に、うちの庭に綺麗なシャクヤクが完全に根付いたのだ!
これは本当に楽しい春となった。この後も更に赤い芽は続々と顔を出してくれることだろう。
開花はGW。今から楽しみでならない。
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昨年と比べると芽の数は倍増した
昨年の11月に植え付けたかぐや姫を除くと、現時点での発芽数は42個である。
昨年書いたシャクヤク日記の③によれば、同じ3.3現在で昨年は24個の芽を確認している。
同じ日に昨年の24個が、何と42個に倍増。
これには驚きだ。花の数も倍増するのだろうか?
去年も大量に咲いてくれたのに、今年はあの花の倍も、咲き誇ってくれるのか?
今から興奮が収まらない。
2月に最初に顔を出した芽の様子
2月のうちに発芽してくれたのは2つの品種だった。2月17日(土)のことだ。
前述のように昨年は同じラテンドールの発芽を2月5日に確認している。今年は約2週間も遅い。
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今年は「異常な暖冬」と言われるのに発芽は遅れた
今夜(2024.3.4)のNHKのニュースを見ていたら、今年の冬は「異常な暖冬だった」と解説されていた。僕にはそういう自覚はあまりないのだが、そのニュース解説によれば、例年よりも1.27度も温度が高く、4年前の冬に続く観測史上2番目に暖かい冬だったという。
そう言われれば確かに冬とは思えないような暖かい日が続いていた記憶が蘇る。
但し、2月に入って関東では積雪を記録し、シャクヤク畑にも雪が積もった。そんな発芽直前の雪が影響したのだろうか。去年よりも発芽が2週間も遅れた理由が分からない。
最初に発芽してくれたのはもちろんラテンドールと麒麟丸。ラテンドールが3個、麒麟丸は1つだけだった。
写真で見てもらう。今年最初の記念すべきシャクヤクの芽がこれだ。
記録として残しておきたい。