目 次
本日のシャクヤクの全容(3月19日・日)
シャクヤクは、前回も書いたとおりあの真っ赤な芽が地面を突き破って顔を出し始めると、その後の成長は驚くほど早い。そのスピード感には本当に驚嘆するしかない。
真っ赤な尖った小さな芽が、ぐんぐんと膨らみを増し、その次には一斉に地中から大地に向かってググっとせり出してくるかのように頭をもたげ始め、日々どんどん伸び始めて来る。
そして見る見るうちに、一挙に伸びてくる様は圧巻。非常に早い。
小さな真っ赤な尖った芽が、地下から堂々とせり出してきて、あれよあれよと伸び始め、気が付くと芽はいつの間にか茎に変貌を遂げているのである。
本当にあっという間に10〜15cmくらいに伸びてくて、更にスピードアップ。直ぐに20cm、30cmと伸長して止まることがない。
正に一気に成長し始めるとしか言いようがない。
言葉に言い表しようのない圧倒的な生命感。
何だかとてつもないエネルギー、生命のほとばしりを感じてしまう。
まだまだ寒い日が続いているとはいうものの、春はもう確実にやってきていて、それを待ち望んでいた植物の強烈な生命力とエネルギーに、ただただ驚かされてしまう。
全ての株が力強く堂々と、確実に成長を続けている。
その様子を丁寧に観察し、報告していきたい。
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各株の成長具合
我が家の庭にある9つの株の全てから出ていた芽が、一斉に著しく成長していることを確認することができた。
これが南側に造成したシャクヤクを栽培している土地。それを西側から撮影するとこうなる。
真っ赤な小さな芽を地表に突き出していたのはまだつい先日だったのだが、あれからホンの数週間、たくさんの「小さな真っ赤な芽」は、いつの間にか「茎」に変貌を遂げていることを良く分かってもらえるだろう。
正に一目瞭然だ。
1.春の粧
いつの間にか、このとおり。一挙に茎にまで成長。
「春の粧」は背も低く、茎もかなり細い方なのだが、その力強い成長ぶりには本当に驚かされる。
2.滝の粧
「滝の粧」の成長は更に早い。茎になっているどころか、拳のように固まっていた頭頂部が既に広がって、葉っぱが広がる寸前にまで達している。
正確に言えば、この写真を見れば一目瞭然のように、頭頂部はほぼ普通の葉になっている。前回の写真観察日記④から更に広がりを増し、葉の全開も目前。
実は、これは真横から写した写真だが、真上から見ると、何と花の蕾が既に付いていることを発見することができた。これににはビックリ仰天だった。
これが真上から写した写真。蕾がはっきりと分かる。早くももう蕾が付いている!!
驚くしかない。この日、蕾は3つ確認することができた。
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3.ラテンドール
2月初旬に真っ先に発芽してくれたラテンドールは、その後比較的ゆっくりと成長し、今はこのとおり。葉っぱになる部分の頭頂部は、大きく捻じれているようで、かなりの迫力だ。
4.モーボクエン
あまり目立たないモーボクエン。芽は一つしか出なかったが、その後も増えることもなく、その唯一の芽が何とかここまで大きくなってきた。いつまでも真っ赤な点が特徴。花もこのままの赤さを保つのであろうか。
昨年は咲いてくれなかっただけに、非常に気になるところだ。
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5.夕映 ① 南側
南側の夕映は芽の数が3つしかなかった。だが、その3つはスクスクと育って、完全に茎となった。葉っぱが開くのも目前だ。ラテンドールと比べると、茎もかなり細くか細い感じがする。ちゃんと咲いてくれるだろうか。
6.夕映 ② 北側(玄関側)
一方で、発芽が非常に遅れていた玄関側の夕映は、今ではこのとおりで、ちょっとビックリとさせられる。11個も芽が出ていて、しかも一つひとつの芽が天に向かって迫り出すようで、何とも力強い。
先に配信した「シャクヤク栽培奮闘記」で掲げた夕映のたくさんの写真は、いずれもこの夕映の昨年咲いたものである。
今年も大いに期待できそうだ。
7.麒麟丸
今回の最注目の株の一つはこの「麒麟丸」である。
一目見れば、この圧倒的な勢い、何とも言えないすごい迫力は直ぐに伝わるのでないか。15本も茎になろうとしている。
少し密に過ぎる感は否めないが、この一斉に大地を突き破って天に向かって力強く伸び出す様には圧倒されてしまう。地表の生え際部分の茎の太さも非常に男性的というか、いかにも力強い。
正にニョキニョキとせり出しているという表現が似合いそうだ。
昨年は蕾が成長せず、開花しなかった
実は、この「麒麟丸」には、昨年泣かされた経緯がある。
昨年も何本かの芽が育ち、蕾も3~4個も付けてくれたのだが、何故かその蕾が成長することなく、そのまま黒くなって開花しなかったのである。
シャクヤクの中には、発芽した芽が成長し、茎となって葉っぱも開きながらも、実は蕾が1つも付かないということがある。我が家でも去年、何本もあった。
蕾が付いてくれれば、その蕾は少しずつ大きくなって、蕾のついた首の部分がドンドン伸びてきて、いずれ見事な花を開花させてくれるのが通常なのだが、この麒麟丸だけ、蕾が成長することなく蕾のままで枯れてしまった。
今でもその原因は謎のままだが、どうしても今年は麒麟丸の花を見てみたい。その思いは切実だ。
ネームプレートの写真を見ても分かるように、麒麟丸の花は白と赤のミックスというかツートン。和シャクに相応しい表現で言うと、「紅白の絞り模様」なのである。非常に美しく、印象的なもの。こんな花は他にない。
どうしても今年は花を咲かせたい。
それが実現しそうな、この勢いに嬉しくてたまらない。
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8.ソルベット
発芽が一番遅れていて、しかも1つしか芽が出ていなかったソルベット。
この日、驚嘆させられる姿を目にして、思わず声を出したくなってしまった。
それがこれ。どうですか、これは!?
一つしかなかった筈の芽が3つに増えていて、しかもこの力強さと凛々しさ。これには感動させられた。ものすごく印象的な姿。
これから先が楽しみだ。
9.サラベルナール
昨年植えたばかりのサラベルナールは、1年目の発芽となる今年はやっぱり2つしか発芽してくれないが、結構力強い芽を伸ばしている。
これから先、どうなっていくだろうか。
次回に続く。
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