目 次
GW目前、いよいよ開花が目前に迫ってきた!
4月も遂に下旬となって、我がシャクヤク畑のシャクヤクたちは、一気に成長を進め、どの品種も開花目前になってきた。
その蕾はどんどん大きくなってきたばかりか、どの品種の蕾もいよいよ成長を早め、開花に向けたカウントダウンを始めた感がある。
今回の写真を見ていただくと一目瞭然なのだが、それらの蕾は開花を控えて、花びらが開き始める直前ということで、しっかりと色付き始め、開花したらどんな色の花を咲かせてくれるのか、一目で分かるところまで来た。
例年、シャクヤクの開花はGWの前後。
とすれば、もう来週というか、今週末には咲き始める品種が出てくるだろう。
その開花直前の蕾の数々を、今回はしっかりと見てもらう。
スポンサーリンク
今週(4月21日~23日、金土日)の開花目前の蕾の数々
数回続いた「No. 1首長美人」の写真は今回は取りやめることにしたい。首長を見てもらうよりも、今回はズバリ、色づき始めた開花目前の蕾を見てもらいたいからである。
どの蕾も色づき始めたというよりも、開花目前ということもあって、鮮明な色をハッキリと全面に出してきた。開けばそのまま花になるというくらいに、花の色を明確に浮きだたせている。
先ずはしっかりと色付き始めた蕾を、一挙に公開する。
シャクヤク畑の全体像
今年は摘蕾という辛い間引きをしなければならない程たくさんの蕾が付いたばかりか、その蕾がどんどん膨らみを増し、その大きな蕾を支える首もぐんぐん伸びてくるので、我がシャクヤク畑がシャクヤクの茂みと大きな蕾で埋め尽くされてきた感がある。
2月まで何もなかった寂しい庭が、今ではすっかりシャクヤクで覆われるようになっている。
この間、わずか2カ月である。本当に信じられない変貌ぶりに、ただただ驚かされるばかり。
スポンサーリンク
風通しを良くするため蕾のない枝や葉を伐採
あまりにも密になり過ぎだと判断し、蕾の付いていない枝や葉っぱを、思い切って伐採することにした。
風通しが悪いと色々な病気になることは良く知られたところで、今のところは何の病気にもかかっていないが、こんなに混み合っていては危ないと不安になったからである。
思い切って刈り込んだ。
切った枝と葉っぱがこちら。
地表から切る必要があると判明
だが、これが正しくなかったことが、切った後で判明。慌てた。
伐採した後で、本とネットで調べると、風通しを良くするために伐採は必要なのだが、その場合には、蕾の付いていない枝を地表から切らなければならないということだった。
僕は地表からバッサリ切る勇気はなくて、枝から伸びている小枝をバサバサやっていたのである。
慌てて、蕾のない枝を見つけ出して、地表から切ったのだが、そうやって全体がすいてくると、僕の誤った伐採方法が見た目にも如実に浮かび上がってきてしまった。
知識のなかった僕は、蕾を付けている枝の、途中の小枝をかなり切り込んでいたのである。
蕾の付いていない枝を地表から切ってしまうと、このとおり、蕾の付いている枝の小枝も無くなっていて、いかにもおかしなことに。
葉っぱが切り落とされた枝の上に蕾だけが乗っかっている無残な姿になってしまった。これはシャクヤク畑の方の3つしか蕾を付けていない夕映である。失敗だった。
スポンサーリンク
蕾が大きくなって傾いてきた枝を支柱で支える
今回は、他にも新たな作業をした。シャクヤクならではの手入れである。
シャクヤクはあんなに大きくて豪華な花を咲かせるのに、シャクヤク栽培日記の一番最初に書いたように、木ではなくて単なる草なので、あの立派な「花の頭」を支えるのに、草の枝では弱過ぎて、花が大きく立派になればなる程、支えることが困難になって傾いてきてしまう。
分かりやすく簡単に言うと、花の頭が重過ぎて、傾いてしまうのだ。
実は、例の摘蕾も一つの花を大きく咲かせるという目的以外にも、1本の枝に2つも3つも大きな花が咲いては、到底支えきれない、だから蕾を一つだけにしなければならないという実態があるわけだ。
そこで、シャクヤクの花が傾いて倒れないように、支えが必要になってくる。
僕は園芸ド素人なので、あまりこういう面倒な作業は好まない。だが、今のままでは本当に傾いてしまいそう。
そこで、物置の中にあった支柱を取り出し、留め具を使って傾きかけたシャクヤクを支柱に固定した。主に春の粧とラテンドール、更にあの麒麟丸の3つの品種であった。
スポンサーリンク
あの貴重なソルベットに3度目の摘蕾を実施
前回、不安な思いを書いたことが案の定、的中してしまった。貴重なソルベットに摘蕾を実行することになった。
前回、「現時点ではかなり大き目な蕾が5個。小さなものを含めると全体で10個となる。何とも嬉しい限りだが、いささか気になるのは、その10個の蕾は大きな1つの蕾のすぐ近くに寄り添うように付いている蕾が目立つことだ。
このままだと、摘蕾の対象になってしまうかもしれない。そんな不安がある。来週にはハッキリするだろう。
もしかしたらお気に入りのソルベットの蕾を間引くという悪夢が、起きてしまうかもしれない」
と報告させてもらったのだが、その悪夢が正に正夢になってしまったという次第。
蕾が同一の枝に寄り添うように付いていて、これはどう見てもまずいだろうと心配していたのだが、やっぱり間引かざるをえない状況となっていたのである。
ということで、本当に泣く泣く摘蕾した。ホンの数ミリの極々小さなものも含めて6つを間引きした。
これがその写真である。
春の粧
春の粧の16個の蕾はいずれもこのとおり。優しいピンク色が心を和ませてくれる。
春の粧の蕾は他の品種と違って、とにかくまん丸の蕾。蕾がドンドン大きくなった今も、このまん丸は変わらない。
ほぼ完全な球体。まるでボールだ。
正に開花目前。一斉に咲き誇った姿が本当に楽しみだ。
スポンサーリンク
滝の粧
真っ先に蕾を付けて、首を伸ばしてきた滝の粧も、3個しか蕾がなくて、他の品種の蕾がドンドン大きくなって来る中で、少し存在感が薄くなってきた。
決して意識したわけではないが、撮影対象としても、極端に少なくなってきた。
これは仕方ないかも知れない。
スポンサーリンク
夕映 ① 南側
こちらの全体像は既に紹介してとおり。
変な葉っぱの伐採をしたことで、おかしな姿にしてしまって、少し心が痛む。
蕾は3つしかない。だが、その蕾の美しさは格別のものがある。深みのある濃いピンク色が強烈で、実に美しい。
夕映 ② 北側(玄関側)
一方で驚かされるのは、玄関のある北側の夕映。
こちらの蕾は、成長こそ遅かったものの、蕾の数は我が家の全てのシャクヤクの中でも群を抜いており、摘蕾をしたことも報告したとおり。それでもまだ19個もある。
間引きした蕾の数は10個。10個も摘蕾したのに、まだ19個も残っているという話し。
すごいなあと改めて驚嘆させられる。
日当たりはあまり良くなく、そのせいもあって成長は遅れているのに、蕾がこんなにドッサリと付いたということを、どう解釈したらいいのだろうか?
園芸ど素人の僕には、良く分からない。
それにしても、約20個の花が一斉に咲き誇った時の景観はどれほど見事なものであろうか。
今からワクワクが収まらない。
スポンサーリンク
麒麟丸
先週に続いて、今回も最大のトピックスはやっぱり麒麟丸ということになってしまう。
最初のルビーのように赤黒く輝く印象的な蕾は、大きくなるにつれて、更にその魅力をいや増し、どの時点でも、圧倒的な存在感と強烈な個性で周囲を圧倒してきた。
開花がいよいよ目前に迫ってきた今回も、やっぱりこの麒麟丸の蕾に、先ずは目が行ってしまうのである。
麒麟丸のまだ見たことのない赤と白の絞りの大輪。いよいよ謎のベールを徐々に脱ぎ始めて、他に例のない特異な美しい花の姿を如実に想像できるところまできた。
今回もこの美しい蕾、開花を目前に控えた妖しいまでに美しく、神秘的な蕾の写真をとくとご覧いただきたい。
麒麟丸の蕾の数は、前回5つも摘蕾したにも拘わらず、18個もある。
この18個の美しすぎる蕾が風に吹かれてなびく姿は、どれだけ見ても見飽きることがない。
先ずは全体像から、見ていただく。
中々壮観。実に絵になっている。
蕾のアップは、日記の冒頭で紹介済みだが、あまりにも美しいので、更に何枚か掲載させていただく。
ソルベット
上述のとおり、結局、6つの貴重な蕾を情け容赦なく間引いてしまうことになったソルベット。
そもそもソルベットの蕾の数がいくつあるのか。1週間前の前回の日記では蕾の数は全部で10個もあったと、大喜びの報告をしているが、今回、もう一度正確に数えてみると、何と全部で14個あることが判明した。つまり4つも増えているのだ。
新たに増えたということではなくて、非常に小さな蕾を先週は数えそびれていたということだろう。1週間経って、その蕾の赤ちゃんが成長し、今回カウントされたと考えるしかない。
今回実行した摘蕾は非常に小さなものを含めて6個だったので、14-6=8となる。
あのソルベットの蕾を6個も間引いたにも拘わらず、それでも残りが8つもあることが本当に信じがたく、嬉しくてたまらない。
何とかこの8つの蕾は大きく育ってもらって、その美しさで見る人すべてを感動させる最高の花を咲かせてほしい。
スポンサーリンク
サラベルナール
昨年10月15日に植え付けたばかりのサラベルナールには、結局のところ蕾は一つしか付かなかった。
植え付けた翌年は、そもそも蕾が付かないことが多く、仮に蕾ができても、その蕾は地下の株を充実させるために花を咲かせない方がいいとも言われているシャクヤクの栽培。
だが、僕としては唯一の蕾がここまで育ってきた以上、しっかりその花を見届けたいと決めている。
このかわいらしくもグングンと大きくなってくる蕾を見たら、この蕾が一体どんな花を咲かせてくれるのか、見ないわけにはいかない。
本当に楽しみだ。
次回に続く。いよいよシャクヤクの開花した姿をご覧いただけるかも。
請う!ご期待。