花まで咲いた揷し木のサルスベリの植え替え

揷し木からしっかりと根付き、今年の夏には待望の紫色の花まで咲かせてくれてサルスベリ、花が完全になくなった先週末(2024.10.19〜20)植え替えたので、簡単にレポートしておきたい。 

植え替えるに当たって、地中から掘り出したサルスベリ
植え替えるに当たって、地中から掘り出したサルスベリ。

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いきなり庭に揷し木をしたのは間違い

揷し木は最終的に庭植えにするのなら、本来はプランターや鉢などで根付かせ、しっかりと根付いた後で、庭に植え替えるのが正しい順番なのだと分かった。結果的には今回、それを痛感させられた。

いきなり庭にというか、土地(地面)そのものに直接、揷し木をするのは間違いだった思っている。

とういうのは、揷し木はできるだけ上手く根付かせるために、斜めに挿すのが定番だ。しかも今回の我が家では元々広いスペースはなかったので、北側に当たる玄関側の大きなサルスベリが既に植えてあるその脇みたいな狭い部分に挿していた。

コンクリートの通路からホンの数センチの、ギリギリのところだった。

今回分かったことは、揷し木で根付いたあんなに小さなサルスベリでも、その枝は驚くほど勢い良く、長く伸び出してくることだ。

通路のコンクリートの直ぐ近くに挿したので、今回、グングンと伸び出した枝が、通路に伸び出して邪魔でしょうがない。

枝が驚く程長く伸び出してくる。通路に迫り出した写真①
サルスベリは枝が驚く程長く伸び出してくる。通路に迫り出して通行不能になってしまう!
枝が驚く程長く伸び出してくる。通路に迫り出した写真②
通路が歩けなくなってしまう。支柱を用いて立たせるのだが。
挿し木の部分から長く枝が成長した写真
挿し木の部分からドンドン枝が成長し、驚く程長く伸び出してくる。
驚く程、長く迫り出した枝。この先に花が咲いた。
驚く程、長く迫り出した枝。この先に花が咲いた。

 

しかもかなり斜めに挿されていたので、将来を考えるとこの地表部分から斜めに曲がって生えているのもどうなのかと思い、今回思い切って植え替えることにしたのだ。

正直に言えば、あんな通路の真横でサルスベリが育ってもらっても困るので、もししっかりと根付くことになるのなら、植え替えるしかない。だからいずれ相応しい場所に移植することになるだろうと、最初から考えていたのだった。

まさか今年から花を咲かせるとは思っていなかった。移植はずっと先のことだろうと問題を先送りにしていたわけである。

だが、今年しっかり紫色の花を咲かせてくれた以上、然るべき場所で成長させなければならない。

そんなことで、今回の植え替えとなった。

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然るべき適切な場所なんてない!?

理屈はそのとおりなのだが、サルスベリに相応しい適切な場所なんて、我が家の庭のどこにもないことは明らかだった。

元々が猫の額のような狭い庭である。その狭い庭にシャクヤクをたくさん植え付けてある(笑)。

しかもそのシャクヤクはドンドン成長して株が大きくなるばかりか、僕の方もドンドン貪欲になって、新しいシャクヤクの品種を増やしたくて仕方がない

そう、シャクヤクはもっと増やしたい!

去年も「かぐや姫」に挑戦し、今年も例の黄色い花のシャクヤク「楊貴妃」を新しく植え付けたいと、苗は既に注文済みだ。

実はそれとは別に、更に新しい品種を購入してしまった!(笑)

これはまた近日中にレポートしたい。

シャクヤクを新たに増やしたいのに、サルスベリを植える土地なんてあるわけがない。

という次第で、紫色のサルスベリは、元々揷し木として根付いたいた場所のホンの僅か奥に移すだけの植え替えに終わった

ほぼ同じ場所で、コンクリートの通路から、少しだけ奥に移しただけ。それでも、50センチ位はずらすことができただろうか。

最終的に植え替えた後の写真。すっかりと枝は剪定してしまっている。
最終的に植え替えた後の姿。すっかりと枝は剪定してしまっている。
植え替えた後の写真。
植え替えた後だ。
通路からそれなりに離れているのが分かる。
植え替えた後。通路からそれなりに離れているのが分かる。実に小さくかわいい。挿し木にした当時の挿し穂そのももだ。だが、地下には長い根っこが生えている。
アングルを変えて撮影。奥の方がシャクヤク。ソルベットと夕映。委嘱したサルスベリを探してほしい。
アングルを変えて撮影。奥の方がシャクヤク。ソルベットと夕映。委嘱したサルスベリを探してほしい。
コンクリートを打ってある通路と移植されたサルスベリとの位置関係を捉えた写真。
コンクリートを打ってある通路と移植されたサルスベリとの位置関係が分かるだろうか。

 

狭い土地、全く余裕のない庭なので、これでも精一杯の工夫と言えば工夫なのである。

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揷し木の下の立派な根っこに驚嘆

今回一番ビックリさせられたのは、移植するに当たって、揷し木で根付いたサルスベリを庭を穿って抜いたところ、すごい根っこが出てきたことだ。

最初に伸びた枝をバッサリ剪定

移植に当たって最初の作業は、根付いたサルスベリの枝を思いっきり剪定することだった。

紫色の花を咲かせたサルスベリは、枝を大きく長く伸ばしていた。花が終わった今、その枝を思い切ってバッサリと剪定する必要がある。

サルスベリという木は非常に変わっていて、花後に伸びた枝を片っ端から切ってしまう必要があることは前にも説明した記憶がある。

バッサリと枝の付けねから思い切って切れば切るほど、翌年に勢い良く新芽というか新枝が生えてくるのである。

そんなサルスベリの特殊性もあったので、今回もバッサリとやった。

見た目にはほとんど最初の揷し木として植え付けた挿し穂と、ほぼ同じ位の短さにしてしまった。

元々植えてあった場所で撮影。枝はすっかり剪定した。
元々植えてあった場所で撮影。枝はすっかり剪定した。
元々植えてあった場所で撮影。枝はすっかり剪定した。別のアングルからの写真。植え替える前だ。

 

本当にこんなに短くしてしまって大丈夫なんだろうか?といささか不安になるが、容赦ない。

その長さに刈り込んでから、いよいよ根を掘り出す作業に入る。

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根っこはかなり地中奥まで伸びていた

そこでビックリさせられた。

どうせ大した根っこなんて付いていない。短い根が生えているだけに違いないと思っていたところ、スコップを差し込んで根を引こうとしたところ、簡単に抜き切れないのである。思っていたよりもかなり深いところまで根を張っていることが判明した。

ちょっとやそっとのことでは、引っ張り抜けないのだった。驚かされた。

元々固い土地なので、根っこをその先まで確実にきれいに抜くことはかなり困難な作業だった。

できるだけ根っこを切らないように丁寧にならないと移植そのものが失敗に終わってしまうため、慎重にやってはいたのだが、面倒くささも加わって、最後は思い切って「えいやっ!」と引っ張ってしまう。

根っこはかなり切れてしまったものと思われる。

だが、もうやむを得ない。

それでもここまで根を抜き出した。写真を見てもらおう。

地中からほじり出したサルスベリの根っこ。
地中から掘り出したサルスベリの根。かなり長い。横に長く伸びているのが分かる。
地中からほじり出したサルスベリの姿。しっかりした根っこが非常に印象的だ。
地中から掘り出したサルスベリの姿。しっかりした根っこが非常に印象的。わずかな期間で根が地中でここまで成長していることに驚嘆だ。

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奥の方にずらして植え替え終了

50センチ程、奥の方にずらして植え替えを終了させた。後はこの場所でちゃんと根付いてくれることを祈るばかりだ。

雨は降ったり止んだりしていたが、たっぷりと水を与えて作業は終了。

ちゃんと根付いて、来年もあの紫色の花を咲かせてくれるだろうか。

楽しみに待つこととしたい。

親樹の堂々たる姿
親樹の堂々たる姿。この巨木は木というよりも樹と呼ぶのがふさわしいだろう。
親樹の姿。この紫色に心が躍る。
親樹の姿。この紫色に心が躍る。植え替えた我が家の赤ちゃんサルスベリはどこまで大きくなってくれるだろうか。

 

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