目 次
あのサルスベリの挿し木に紫色の花が咲く!
今回はサルスベリの話し。挿し木にしたサルスベリのその後の報告だ。
約1年前に配信した紫色のサルスベリの挿し木の記事を覚えてくれている人がいたら、相当な愛読者だと敬意を表したい。そんな人がいてくれるとは考えにくいのだが(笑)、こんな記事だった。
「諦めていた挿し木に突如葉っぱが出現!半年後の思わぬ芽吹きに衝撃と感動!!~紫色のサルスベリ」
あれから1年3カ月。元々挿し木にしてから1年9カ月。約2年後の快挙。花が咲いた!
挿し木が完全に根付いたばかりか、何と数日前に遂に花を咲かせたのだ!
もちろんホンの小さなささやかな花だ。
サルスベリの花は小さな蕾が固まって一斉に咲くので、普通は見事なまとまった咲き方となる。そんな良く見慣れたサルスベリの花の様子を知っている多くの方から見れば、これはサルスベリの花などとは到底言えない、粗末なものである。
だが、これも紛うことなきサルスベリの花、しかも僕が憧れていた待望の紫色の花だった。
これにはビックリ仰天だ。
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突如葉っぱを出してから1年3カ月で開花へ
例の挿し木のサルスベリが、完全に根付き、今夏は凄まじい勢いでスクスクと多数の葉っぱを付けた枝が延び出したのは1ヵ月程前から確認していたが、まさかそこに蕾が付いて、よもや実際に咲いてくれるとは夢にも思っていなかった。
ところが、こちらの予想を跳ねのけて2週間ほど前から枝の先に小さな蕾が付き始めた。我が目を疑った。
この挿し木のサルスベリ。元々は紫色のサルスベリに憧れていた僕が、自宅近所の都営住宅の敷地に咲き誇るサルスベリの巨木が非常に美しい紫色の花を咲かせるのを見て、2年前の秋、花が終わっった季節にこっそりと剪定ばさみを持って、枝を何本か切り取らせてもらって、それを挿し木にしたものだった。
ところがその挿し木が一向に発芽(発葉)してくれない。すっかり諦めていたところ、半年も経ってから突然、目を疑うような新鮮な葉っぱが出現してビックリさせられたのだった。
その経緯を報告したのが、上記のブログである。
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その後も新たな挿し穂で挿し木に挑戦
実はブログの記事にはしなかったが、その後も何度か同じ都営住宅のサルスベリから何本か枝を切らせてもらって挿し穂を作り、挿し木に挑戦していた。
というのは、あの感動的な忘れた頃の突然の葉っぱの出現は2本あったのだが、成長してくれたのは1本だけだった。
色々と調べると、花が終わった後の秋の挿し木よりも、勢い良く枝が延び始める春に挿し木にした方が確実に根付くと判明し、春にも新たな挿し穂で挑戦した。
その結果、発芽(発葉)してくれた差し穂は何本かあったのだが、結果的にはその後は立ち枯れてしまうことが多く、確実に根付いてくれたものは1本もなかったのである。
結局は最初のあの挿し木だけが残った
ということで様々な試行錯誤の結果、最初に根付いたあの挿し木だけが生き残ることに成功したのである。
不思議だなと思う反面、やっぱりあの挿し木には特別な生命力が宿っていたんだなと思わざるを得なかった。
挿し木として挿してから半年もの間、何の兆候もなかったものが、半年経過後に突然、目を疑う勢いで葉っぱが出現し、そのまま立ち枯れることなく成長を続けてくれた。
あれから1年経過。今年の春になって、枝がドンドン伸び出して、まさかの蕾が出現し、遂に花まで咲いてくれたわけだ。
その初めての花。紫色だった。感動で身震いした。
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台風の激しい風雨の中で咲いてくれた健気さ
1週間前の週末から少し蕾が現れ始めた。
えっ!?と最初は目を疑った。こんなに勢い良く枝が長く伸び始めても、まだ挿し木から葉っぱが現れてから1年3ヵ月。最初に挿し木として挿してから数えても、1年9カ月しか経っていない。
まさか、今年蕾が付くなんて想像すらしていなかった。
それが先週末の蕾の発見だ。シャクヤク日記で何度も書いてきたとおり、僕は現在、毎日往復5時間もかけて千葉県の東葛北部まで通勤しており、平日に植物の観察をすることは不可能なのだ。
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台風10号による途轍もない激しい風雨!
その上、今週は異常な程の巨大さと速度が遅すぎる台風10号の影響で連日の激しい風雨で、サルスベリの枝が折れてしまうんじゃないか、花びらが飛ばされてしまうんじゃないかと不安が尽きない日々だった。
一方で、ブロガーの熱々たけちゃんこと僕は、自身が勝手に毎月7本の記事を配信しようと自分にノルマを課している。
昨日の「せんそうしない」の江頭さんとのメールのやり取りと制作秘話の記事が6本目だった。
月末の本日、31日(土)に何としてももう一本配信しなければならない。先週のうちから7本目、8月31日にはサルスベリの開花報告と勝手に計画を立てていた。
困難な課題を2つともクリア
課題は2つ。
①花が31日土曜日までに咲いてくれるのか?
②咲いてくれても台風の風雨の中では写真が撮れない。晴れてくれるのか?
これが見事に2つともクリア!信じられなかった。
明け方まで激しく降り続いていた雨は、朝になって嘘のように上がっていた。
9時半に玄関に出てサルスベリを確認。すると、何と可憐な花が、小さな花ではあったが、しっかりと咲いてくれていたのだ。
これには本当に感動してしまって、思わず「おおッ!」と声を上げてしまった。
シャクヤクが終わってから全く世話をしておらず、ぼうぼうのジャングルのようになっていた玄関側の土地、挿し木のサルスベの周辺の雑草を抜いたり、余計な周辺の樹木の枝葉を切ったりして、きれいにした。これは雨が上がったからできた作業だった。何ともラッキーだった。
そしてやおら撮影に臨む。その間、雨は再び降り始めるどころか、やがて晴れてきて陽が差してきた。
本当に小さな可憐な花なのだが、その待望の紫色が陽に映える。
しばし幸福な時間を満喫することができた。
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都営住宅に咲く親サルスベリの花の写真
僕が非常に気に入っていた都営住宅に咲き誇る紫色のサルスベリの巨木。
最近、花の付きが以前に比べて少なくなってきたなと感じていた。
特に今年は夏に入っても中々咲かず、心配だった。それでもさすがに8月に入って、それなりに咲いてくれてホッとしたところだった。
サルスベリは夏に咲く花。暑ければ暑いだけ花が咲き誇る。
今年は6月から異常な暑さが続いていたため、多くのサルスベリは早めに咲くことが多かったが、出遅れただけで、一応咲いてくれたので嬉しい。
都営住宅に咲く、我が家で遂に咲いてくれたサルスベリの本家本元、親のサルスベリの雄姿。本当にこのサルスベリは美しい。この紫色が最高に好きだ。
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この後もたくさん咲いてくれそうだ
その巨木からいただいてきた1本の枝から作った挿し木からわずか1年9カ月で、遂に憧れの紫色の花を咲かせてくれたサルスベリ。
今日時点で咲いてくれたのは。ホンのわずかだが、他の枝の先にもたくさんの蕾が付いて、日毎に大きく膨らんで来ている。この後もまだまだ咲いてくれそう。非常に楽しみだ。