サルスベリは剪定が必須の木

「サルスベリ」は夏の花。別名の「百日紅」でも分かるように、暑い夏に3カ月以上に渡って咲き続ける貴重な花だ。

サルスベリは一般的に、早ければ6月頃から咲き始めて10月頃までずっと咲き続ける滅多にない花の長い花なのである。

更に、サルスベリは長い花が終わった後、紅葉するのが嬉しい。長い花が終わった後は、もみじになるというわけだ。

その色づいた葉っぱが11月頃に落葉すると木は丸裸になる。

そうなったら、早めに剪定を行う必要がある。バサバサと枝を切り込まなければならない。サルスベリには剪定が必須で、剪定すればするほど翌年、花が豪華に咲くと言われている。

したがって、サルスベリの剪定は落葉後の11月前後に実施するのが一般的だ。

僕はそれが分かっていながら、年末までに剪定するチャンスを逸し、年が明けると何かと忙しい上に、寒さもあって、何となく3月まで放置する羽目になってしまった。

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遅過ぎる3月のサルスベリ剪定

3月になるとさすがに焦ってくる。まごまごしていると、サルスベリの新しい発芽が始まりかねない。サルスベリの発芽は4月になってから始まるとに認識しているが、そうなったら手遅れだ。

というわけで、非常に遅くなってしまったが、3月15日の土曜日に漸くサルスベリの剪定を行った。

剪定してこんな姿に

こんな姿に収まった。

剪定後のサルスベリの姿①
剪定後のサルスベリの姿① アフター
剪定後のサルスベリの姿②
剪定後のサルスベリの姿② アフター

 

今年は、15センチから20センチほど上の枝を少し残してみた。これが適切なのかどうか良く分からない。毎年迷いながら切っている。

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剪定前の姿はこう

剪定前の姿はこんなだった。

葉っぱはとっくに全て落ちていて、枝先には丸い花殻(実)が付いている。

剪定前のサルスベリの姿①
剪定前のサルスベリの姿① ビフォー
剪定前のサルスベリの姿②
剪定前のサルスベリの姿② ビフォー

 

少し違うアングルから、ビフォーアフターを前後の写真で見てもらおう。

剪定前のサルスベリの姿③
剪定前のサルスベリの姿③ ビフォー
剪定後のサルスベリの姿③
剪定後のサルスベリの姿③ アフター

 

こんな感じとなった。

後は4月以降になって、新しい葉っぱや枝の芽が芽吹き出すのを楽しみに待つとしよう。

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見事に咲いたサザンカも花後は剪定

この日に遅いサルスベリの剪定を、思ったよりも短い時間(1時間半程度)で済ませることができたので、思い切ってもう一つの懸案だった剪定も併せて行うことにした。

サザンカの花後の剪定だ。

これも先月辺りから早く剪定しなければと、気がかりになっていたものだ。

今年の我が家のサザンカ、例年になく非常にたくさんの花が咲いてくれたのは何度かのこのブログでも配信させてもらったとおりだ。

サザンカは、サルスベリのように剪定が必須というわけではない。但し、花の咲く木は、その花が咲き終わった後、「花後の剪定」というのをやるのが一般的で、花殻の部分を中心に長く伸びた枝や込み入った枝を切り払うことで風通しを良くする効果もある。

放置して枝や葉っぱがドンドン込み合ってくると、例の恐怖の毛虫「チャドクガ」が発生することになりかえない。

4月から5月になるとドンドン枝が伸び始めるため、この時期に早めに剪定することが望ましいとされる。

ということで、花の咲いた枝(花殻で分かる)をバンバン刈り込んだ。

僕は植物については全くの素人なので、適切な剪定方法が良く分かっていない。意外と奥が深いものであり、一度どこかで指導を受けられないかと思っているが、中々チャンスもない。

何となく見様見真似で、勝手にやっている。

花の咲いた枝と、長く伸びた枝、込み合った枝を、透くように適当に切っているだけだ。

本当はできるだけ刈り込んだ方がいいのだろうが、思い切って切ることは容易ではない。

今回も必要最低限の剪定に留まってしまった。

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剪定前の姿は

剪定する前はこんな状況だった。一部、まだ花が残っている。

剪定前のサザンカの姿①
剪定前のサザンカの姿① ビフォー
剪定前のサザンカの姿②
剪定前のサザンカの姿② ビフォー
剪定前のサザンカの姿③
剪定前のサザンカの姿③ ビフォー
剪定前のサザンカの姿④
剪定前のサザンカの姿④ ビフォー
剪定前のサザンカの姿⑤
剪定前のサザンカの姿⑤ ビフォー

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剪定後の姿は

これが中々ビフォーアフターにならないのである。

サルスベリのようにバッサリと切ってしまうと見た目にも一目瞭然だが、今回のサザンカはとてもそうはいかなかった。

僕としては不十分ながらも、それなりに剪定したつもりだったが、写真を見るとあまり違いが分からず、ガッカリさせられる。

一応見てもらおう。

剪定後のサザンカの姿①
剪定後のサザンカの姿① アフター
剪定後のサザンカの姿②
剪定後のサザンカの姿② アフター
剪定後のサザンカの姿③
剪定後のサザンカの姿③ アフター
剪定後のサザンカの姿⑤
剪定後のサザンカの姿⑤ アフター

 

ほとんど違いが分からないのではないだろうか。もっと切るべきだったと反省しきり。

5月頃に再度切る必要がありそうだ。シャクヤクの開花が終わった後に、もう一度切らなければならないと覚悟している。

実は、今回もう一歩踏み込んで剪定できなかった理由があった。

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最後に指を切ってしまうアクシデント

実は剪定作業の終盤で、怪我をしてしまった

サザンカの剪定の終盤あたりで、今にも雨が降ってきそうだったので(天気予報では、この日は午後から確実に雨になるとされていた)、大急ぎで夢中になって剪定を続けていた。

実は前にも一度、剪定中に剪定ばさみで指を切ってしまうチョンボをしていたため、最初のうちは慎重に進めていたのだが、リズムが掴めてくると、雨を怖れて一刻も早く終わらせたい気持ちもあって、ジャンジャン切るようになっていく。

鋏の先を確かめないで、奥の方は左手で枝を引っ張りながら、やみくもに右手で剪定ばさみを動かすようになってしまう。

その時、思わず剪定ばさみで左手の小指の先を切ってしまった。

剪定ばさみは実に良く切れる鋭利な刃物なので、指先などひとたまりもない。

幸い横から皮と肉の一部を抉るように切ってしまっただけだった。浅い傷だった。暫くは血が出ることもなく、大したことはないとあまり心配もしなかったが、そのうちに血が出始めて、止まらなくなってしまう。

切った後も、しばらく剪定を続けていたのだが、さすがに血が流れ出してきて、これはまずいと終了した次第。

血が全く止まらず、焦る

前回よりも大した傷ではなかったのだが、出始めた血は中々止まらない。

結局、3時間近く止まらず、一時は大いに焦った。

どう考えても救急車を呼ぶような怪我ではないし、切り傷を見ても、縫う必要があるものとは到底思えなかった。

あいにく妻が出かける用事があって、出かける直前に「手を心臓よりも上に上げて、とにかく止まるまで強く押えて!」と言い残して出かけてしまう。

キッチンタオルでグルグル巻いて上から押える。押えている間は止まっているが、離すとまた血が滲み出てきて、膨らんでくて、ポタポタと流れ出す始末。一向に止まる気配がない。

焦った。

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知人のナースに電話で泣きつく

こんなちょっとした傷でも、中々血が止まらないと焦る。本当に焦った。このまま血が止まらなかったらどうなるんだ!?

情けない位に心細くなってくる。どうしても血が止まらず、家族も不在のため、思い切って知り合いのナースに電話をした。

幸い直ぐに電話に出てくれた。だが、土曜日だというのにあいにく勤務中だった。

ゆっくり相手をしてもらえなかったが、アドバイスの内容は一緒だった。「とにかく強く押えて。ガーゼなどでグルグル包み込んで、右手の掌全体で強く押さえ込んで」と言う。

それでも中々止まらない。やがて妻が帰宅し、「やはり押えるしかない。かつて私も台所で指を切る大怪我をして、中々血が止まらなかったが、3時間かけて漸く止まった、だから時間はかかるけれど絶対に止まるから大丈夫」と言ってくれる。

少し安心した。

3時間後に漸く血が止まった

本当に3時間近くかかった。怪我をしたのは午後の1時半過ぎ。4時過ぎに少しずつ滲み出る血の量が減り始め、漸く4時半頃にほぼ止まった3時間が経過していた。

あれから今日でちょうど1週間。傷はすっかり治って、あんなに抉られていた傷もほぼ元通りに快復した。人体の再生能力に驚いてしまう。

血が溢れてくる様子の写真があるのだが、家族に配信したら趣味が悪いと総スカンだったので、ここでもアップするのは控えておく。

但し、ほぼ快復した後の写真なら構わないだろう。どんな傷だったのかはこれで分かってもらえるはずだ。

小指を切った傷の写真。切ってから2日後の写真。肉が抉れているのが分かる。
小指を切った傷の写真。2025.3.17撮影。切ってから2日後の写真。肉が抉れているのが分かる。
小指を切った傷の写真。2025.3.22撮影。切ってからちょうど1週間後の写真。
2025.3.22撮影。切ってからちょうど1週間後の写真。1週間でここまで快復した。
小指を切った傷の写真。2025.3.22撮影。切ってからちょうど1週間後の写真。抉られた傷も塞がりほぼ水平に。再生した。
2025.3.22撮影。切ってからちょうど1週間後の写真。抉られた傷も塞がりほぼ水平に。再生した。

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怪我をしたが剪定も何とか完了

というわけで、今回の剪定は最後の怪我でとんでもないことになってしまった。

サザンカの剪定作業の終盤で起きたアクシデントで、剪定そのものは中途半端の感は否めないが、ほぼ完了させることができた。

花は咲いているのを眺めるのはいいが、こういう面倒くさい作業を伴うのも事実。中々大変な面もある。実は一番最後に、剪定した枝などを廃棄処理するという一番面倒くさく、時間がかかる作業もある。

だが、こんな苦労もあるからこそ、あの立派に咲いてくれる花に感動できるのもまた事実だ。

懸案だった剪定も済ませ、とにかくこうして春がやってきた。いよいよ花のシーズン到来だ。

 

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