亀山郁夫の渾身の一冊「磔のロシア」

亀山郁夫の渾身の一冊を読み終えた。タイトルは「磔のロシア スターリンと芸術家たち」。磔は「はりつけ」だ。生々しい中々強烈なタイトルである。

現在、ロシアによる一方的なウクライナへの侵攻(日本の報道ではどこでも侵攻と言っているが、これは明らかに侵略戦争に他ならない)が続いている中で、どうしてもあのソ連の独裁者スターリンによる大粛清に関する本書が気になって、同時に読んでいた他の本を差し置いて、これを優先的に読むことになった。

強制的に社会主義国家建設を推し進めたソ連のスターリンとソ連崩壊後の今のロシアのプーチンとは全く別の国であり、別の社会体制ではあるが、ロシアはロシア。

社会文化や閉塞感のある社会情勢は何ら変わらない。それどころか、プーチンはあのスターリンを崇拝しており、この本は今のプーチンによるウクライナ侵略を考える上でも、大いに参考になりそうだ。

この分厚い本に描かれているのは、あのスターリンによる大粛清(未曾有のスケールの自国民に対する殺戮行為)の嵐に巻き込まれた第一級の芸術家たちの運命と生き様である。

ここに登場する芸術家は全体で6人。小説家や詩人などの文学者が多いが、映画監督や作曲家も含まれている。

それぞれがスターリンによって有形無形の様々な迫害を受け続けた。他の数え切れない程の政治家や軍人たちのように裁判を受けて死刑を宣告され、即刻銃殺されたという者こそいないものの、中には謀殺されたり、自殺に追い込まれたり、銃殺されるのと変わらない程の陰湿な迫害を受け、翻弄され続けたのである。

スターリンと同時代にソ連という実験国家で生きていかなければならなかった芸術家たちの苦悩と過酷な生き様。

神である狂気のスターリンに忖度しつつ、きわどいバランスを強いられながら作り上げた作品はどんなものだったのか、どのように自分の良心と折り合いをつけたのか、それを詳しく検証した労作である。

紹介した文庫本の表紙の写真
これが本書の表紙の写真。言わずと知れたスターリンである。
紹介した文庫本の裏表紙の写真
本書には帯が付いていないが、この裏表紙の解説はコンパクトにまとまっていて、本書のことが良く理解できる。

亀山郁夫のこと

著者の亀山郁夫のことについては、この熱々たけちゃんブログの中で、以前に詳しく紹介している。ドストエフスキーの問題作「地下室の記録」を取り上げたときである。

光文社古典新訳文庫のドストエフスキーの一連の長編の翻訳で一躍有名になった。特に「カラマーゾフの兄弟」でブームを巻き起こしたことはまだ記憶に新しい。

元々、長きに渡って東京外国語大学の学長を務めていたが、退官後、名古屋外国語大学の学長に迎え入れられている。

光文社古典新訳文庫から出た一連のドストエフスキーの作品の翻訳で有名だが、ドストエフスキーの研究とロシアの文学と社会に関する多くの著作がある。

その中でも本書「磔のロシア」は亀山郁夫の力作として知られている一冊だ。

スポンサーリンク

「磔のロシア」の基本情報 

この本は2002年5月に岩波書店から刊行された。同年、第29回大仏次郎賞を受賞した評価の高い本である。

2010年11月に岩波現代文庫として再出版された。かなり分厚い本で、ちょうど400ページ。岩波文庫は中々フォントが大きくならないのだが、この現在文庫も一緒で、フォントは小さめだ。それでいて400ページもある。

紹介した文庫本を立てて撮影した写真。厚い。
本書を立てるとこんな感じである。かなりの厚さがあることが分かるだろう。重量感がある。

中々簡単に読み切れる作品ではない。それでも、今のプーチンによるウクライナ侵略がこの本を一刻も早く読み切る原動力として働いたことは間違いない。

ロシアという国、プーチンが崇拝するスターリンを更に理解しようとがむしゃらに読んだ。

取り上げられた芸術家は順番に以下のとおり。

1 ミハイル・ブルガーコフ 作家

2 オーシプ・マンデリシターム 詩人

3 ウラジーミル・マヤコフスキー 詩人

4 マキシム・ゴーリキー 作家

5 ドミートリー・ショスタコーヴィッチ 作曲家

6 セルゲイ・エイゼンシュテイン 映画監督

錚々たる顔ぶれだ。ソ連時代の有名な芸術家が総揃いしている感がある。 

スポンサーリンク

取り上げられた6人の芸術家の概要

かなり有名な人物ばかりだが、あまり知られていない人物もいるので、ご存知の方が多いとは思うが、簡単に紹介しておこう。

ブルガーコフ

ブルガーコフは20世紀のソ連が生んだ最も偉大な作家と言っていい。ドストエフスキーやトルストイに比肩する程の存在だ。

特に有名な作品は「巨匠とマルガリータ」という長編小説。これはドストエフスキーの5大長編に勝るとも劣らない稀有な名作との評価が確定しており、ロシア人が生み出した20世紀最高の文学作品と言われている。

僕も読んだが、本当にすごい作品である。素晴らしいの一言。興味のある方は是非とも読んでほしい。ブルガーコフの素晴らしさに圧倒されるに違いない。

まだ一般には馴染みがないかもしれないが、日本語訳が何と4種類もあって、いずれも絶版等にはなっておらず普通に購入できるのがその証でもある。これは本当に考えられないことである。

そんなブルガーコフもスターリンとの関係では苦しみ抜いた。

1926年5月、ブルガーコフは合同国家保安部OGPU(オーゲーペーウー)による家宅捜索をうけネップ(新経済政策)下の社会を風刺した「犬の心臓」の原稿が押収され、激しい浮き沈みを最晩年まで浮き沈みを経験した。

34年、カトリック権力に翻弄される劇作家モリエールを描いた「モリエール」が上演禁止となる。更にスターリンの満60歳を祝う歴史劇「パトゥーム」がスターリン自身の意向によって上演禁止とされ、失意のうちに生涯を終える。

ブルガーコフはそのやり切れなさを「巨匠とマルガリータ」を書くことで耐え抜いた。この作品の中にはスターリンへの批判が分からないようにカモフラージュされているのだが、ありありだ。良くぞ出版できたなあと逆に感心してしまう。

マンデリシターム

一般的にはあまり知られていないかもしれないが、これまた有名な詩人である。

マンデリシタームはむしろ革命前に名声を確立していたのだが、革命後は「国内亡命者」のレッテルを貼られ、監視が強まる。33年から当局に目をつけられ、反革命として逮捕され、ヴォルガ川近くの寒村に流刑される。ところが、スターリンからの直々の命令で保護しろと言われ、追放の身でありながら保護されて、やがて復活。そしてその後はスターリンを褒め称える詩を発表した。

しかし、再び反革命と疑われて逮捕され、重労働5年を宣告される。流刑地シベリアの中継地の収容所で病気にかかって死亡。チフスと言われているが、他の犠牲者と一緒に埋葬され、その場所は現在でも不明のままだという。

とことんスターリンに翻弄された人生を送った。

マヤコフスキー

若い頃から政治に関心が強く、1917年のロシア革命を「私の革命」と呼んで熱烈に受け入れ、プロパガンダ活動に専念し、「革命詩人」としての名声を確立した。スターリンの権力が拡大する中で、前衛かプロレタリア芸術かのジレンマに悩み、恋愛関係のもたれもあって1930年にピストル自殺をしてしまう。

その自殺については、自殺直後から様々な疑惑があり、スターリンによる自殺偽装が疑われている。近年、新たな資料が出て、自殺ではなく、殺されたとの見方が高まっている。

詳しくは本書を読んでほしい。

ゴーリキー

日本でも広く知られた戯曲「どん底」でソ連を代表する劇作家、小説家となったゴーリキー。スターリンも高く評価し、ソ連最高の文学者として世界にあまねく知られた超大物作家だが、実はスターリンとは相当な確執と軋轢、目に見えない激しい攻防が繰り広げられた。

僕はこのことはあまり知らず、正直に言って相当な衝撃を受けた。

ゴーリキーは体調を崩して入院し、かなり重症だったのだが、医師団の懸命の治療により一旦は見事に回復。その後、スターリンが直々に三度も見舞いに訪れたのだが、3回目の見舞いの直後に急変し、そのまま急逝した。

スターリンによる毒殺にほぼ間違いないと言われているが真相は不明である。

その数カ月前には、ゴーリキーの長男が逮捕され、一旦は釈放されるが飛行機事故で死亡。これは明らかにスターリンが仕組んだものだと言われている。

何としてもゴーリキーを抹殺したい、亡き者にしたいと画策するスターリンは、先ずは長男を殺害し、その数カ月後に本人まで葬り去ったという何ともそら恐ろしい話しである。

ショスタコーヴィッチ

ロシアは帝政ロシア時代もソ連時代も大作曲家を多数輩出しているが、その中でも最高の作曲家がショスタコーヴィッチであることは誰でも認めるところだ。

特に交響曲は15曲も作曲し、ブルックナー、マーラーの系譜に繋がる重要な交響曲作曲家となっている。

その他にも同じく15曲の弦楽四重奏曲やオペラなど様々なジャンルで名作、傑作を量産している。

そんなソ連における最大にして最高の作曲家であるショスタコーヴィッチも、スターリンからの批判を受けて、対応に苦しみ抜いた芸術家である。 

ショスタコーヴィッチがスターリンから厳しい批判を受けたのはオペラ「ムチェンスク郡のマクベス夫人」である。

この「ムチェンスク郡のマクベス夫人」は今日ではショスタコーヴィッチの最高傑作であることはもちろん、20世紀に作曲された最も優れたオペラの一本として極めて高い評価を受けている。

内容的にも音楽的にも、想像を絶するものすごい作品で、まさに衝撃作というしかない。

僕も非常に気に入っている凄まじいばかりの問題作だ。

この渾身の傑作がスターリンから批判を受けた。社会主義リアリズムという誰でも理解できる分かりやすくて、社会主義の素晴らしさを喧伝する役割を果たすように求めるスターリン側からすれば、この愛欲に取り憑かれ、夫と愛人を次々と毒殺する毒婦はさすがに認められなかったのだろう。

それ以降、ショスタコーヴィッチはスターリンに取り入ろうと社会主義を認める作風の作品を作曲し続けたように一般的には言われているが、それは良くできたカモフラージュであり、真意は隠していたとするのが今日の見方である。

こんな天才が長きに渡ってそんなくだらない欺瞞に満ちた錯綜した作曲を強いられたということが、芸術にとってどれだけ取り返しのつかないことだったか。本当に、この時代にスターリンと共に生きなければならなかった天才たちの不幸には嘆くしかない。

エイゼンシュテイン

映画史上に名高いあの「戦艦ポチョムキン」の監督。これを知らない映画ファンはいないだろう。特に映画を好きな人でなくても、「戦艦ポチョムキン」とエイゼンシュテインの名前は聞いたことがあるはずだ。

あの1905年の第一次ロシア革命のポチョムキン号の反乱を描いたもので、皇帝側からの無差別攻撃を受けた市民が殺戮されるオデッサ(もちろん、今ロシアから激しい攻撃を受けているあのウクライナのオデッサ!)の階段でのシーン。赤ん坊を乗せた乳母車が階段を転げ落ちるシーンは、あまりにも有名だ。

この映画史に残る屈指の天才も、スターリンとの確執が非常に有名である。

晩年の「イワン雷帝」。第一部はスターリンから絶賛を受けながら、第二部は逆に逆鱗に触れて公開中止、予定されていた第三部はお蔵入りとなってしまう。

僕はこの「イワン雷帝」は映画史に残る素晴らしい作品だと思っている。現在は第二部までは普通に鑑賞が可能。3時間の大作である。その霊感に満ちた圧倒的な構図と様式美は天才ならではの仕事と絶賛したい。

それがスターリンから批判を受け、散々に翻弄されてしまうのである。

スポンサーリンク

直接登場しないスターリンが巨大な影を落とし立ちはだかる

6人の芸術家のスターリンとの関わり、迫害の程度やその内容はまちまちであるが、いずれにしても、スターリンによって素晴らしい才能を存分に発揮することを封じられ、命がかかった忖度をいかに取っていくかというギリギリの対応を強いられた

この本の中にはスターリンが直接登場する場面はほとんどない。スターリン自身は登場しないのに、ありとあらゆる場面でスターリンの存在が巨大な影を落とし、神のような圧倒的な存在として彼らの前に立ちはだかる

迫害される側の芸術家たちも、迫害する側の当局者たち、つまりスターリンの部下たちもまた、スターリンの言葉、行動、そして内心の真相をおもんばかり、ひたすら忖度を図ろうとする。

その姿は悲惨であり、苦痛以外の何物でもないが、何だか滑稽になってくる程だ。

これだけの才能に満ち溢れた芸術家やスターリンの周りの幹部が、自己決定能力をほとんど欠いて、ただひたすらにスターリンの意向だけに翻弄される姿が哀れであり、悲劇であることはもちろんだが、どうしてスターリンがそこまでの権力を持つことができたのか?本当に不思議でならない。

おかしな社会が存在したものである。

スターリンの大粛清の実態

名だたる才能の持ち主が翻弄され続けたのだが、スターリンの行った大粛清の実態を忘れてはならない。

今でもどれだけの被害者がいたのか正確には把握できていないという未曾有のおぞましき自国民への殺戮行為。

公式記録でも100万人近くは認められているが、数百万人、場合によっては数千万人が犠牲になったとの報告もある。

ヒトラーによるユダヤ人の虐殺、ホロコーストによる死者は約600万人と言われている。

ヒトラーのユダヤ人虐殺は、ユダヤ民族のこの地上からの絶滅を図った信じ難い暴挙だが、その被害数とあまり大差のない殺戮をスターリンは周囲にいた身近な幹部と自国民に対して迷うことなく徹底的に実施したのである。

その徹底ぶりはすごい。 

その対象は主に政治家、共産党指導者、当然のことながら自分のライバル、将来自分の地位を脅かす可能性のある才能豊かな人物などに向いた。

オールド・ボルシェビキと呼ばれたロシア革命を成し遂げた革命の英雄たちは軒並み殺害された。最大のライバルだったトロツキーは国外追放されたわけだが、スターリンの執念は凄まじく、メキシコに暗殺者を送り込んでまで、トロツキーを暗殺したことはあまりにも有名だ。

国内にいたトロツキー派はことごとく殺された。反革命とトロツキストと名指しされれば逃れようがない。

それを裁判にかけて、自白させて、死刑判決。即刻銃殺刑にされた。

カーメネフ、ジノヴィエフ、ブハーリンなどスターリン以外は全員が殺された。

もう一つのグループは、赤軍の幹部。つまりソ連の軍隊の幹部、将軍たちである。これも軒並み有罪とされ、片っ端から銃殺刑となった。トゥハチェフスキー元帥など、国民の信頼も厚く、ソ連を代表する優れた軍人をことごとく殺戮した。

1941年から始まったヒトラーのナチスドイツとの全面戦争である独ソ戦では、ソ連側は2,000万人もの天文学的な死者を出しているが、この大きな要因として、ソ連側には有能な将軍など軍事的な指導者がいなかったというのが大きかったとされている。それは何故か?

スターリンによって、優秀な軍人たちは殺されまくっていて、ほとんど残っていなかったというのだが、凄まじい。呆れ返る他はない。

スターリンの大粛清というのは、それくらいの凄まじいものだったとの認識が大前提となる。

特に1937年の大粛清、スターリンによる大粛清は大テロルと呼ばれているが、これがものすごかった。独ソ戦の開始は1941であり、1941年から始まったヒトラーとスターリンという極右と極左の史上最悪の独裁者による互いの民族の存亡を賭けた大決戦の4年前に、ソ連国内には名だたる国軍の指導者は壊滅していたという笑うに笑えない話し。

スポンサーリンク

銃殺されなかっただけマシだったのか

このような想像を絶する凄まじい大粛清の嵐の中にいた芸術家たちなのである。

彼らは細かいシチュエーションこそ違うものの、スターリンに睨まれ、反革命と反スターリンの疑惑の目で見られていた。

いつ逮捕され、裁判にかけられ、死刑判決が出て、即刻銃殺刑になるか戦々恐々としていたことは分かる。

それでも芸術家たちはまだ良かったというしかない。この6人の中で銃殺刑に処された人物は一人もいない。

スターリンとはどういう人物だったのか

それにしてもだ。 

こんな理不尽なことがまかりとおっていたソ連という国は一体なんだったのか?

そしてスターリンという独裁者は。

人類史上初めての社会主義国家。それは完全な平等を求める共産主義の樹立を目指していた実験国家であった。

だとすれば、それを達成することの困難さは容易に想像できる。その完全な平等を目指す国家建設に異を唱える勢力が数限りなく存在したであろうことも理解できる。

だからその平等社会を実現するために反対勢力を徹底的に抑え込む必要性があったことも分からなくはない

たが、それを達成するために、かつての仲間たち、共に革命を成し遂げた同じ思想の持ち主までも、根こそぎ殺戮する必要まであったのだろうか?

百歩譲って、仮に必要だったとする場合には、そこまで自国民を殺しまくってまで実現を目指した平等、共産主義とは何なのか?そんな国家とは何なのか?

それほどまでに尊いものだったのか?

とてもそうは思えない。それでは本末転倒ではないのか?

スポンサーリンク

スターリン個人の権力獲得が目的だったのでは

共産主義社会の実現を隠れ蓑にしたスターリンによる単なる権力獲得、独裁権の確立だけが目的だったのではないのか!?

スターリンは異常なまでの猜疑心の持ち主だったという。その底知れない猜疑心と権力への執念がこの未曾有の大テロルを生み出し、貴重な芸術家たちをここまで追い込んだ最大の理由だったのではないのか?

プーチンによるウクライナ侵略は他人事ではない

今、世界中の非難を歯牙にもかけずウクライナへの残虐な侵略戦争を続けているプーチン。

正に狂気の沙汰としか言いようがないが、そのプーチンはスターリンを崇拝し、かつてのソ連の復活さえ目指しているとも聞く。少なくてもロシアとベラルーシとウクライナというスラブ民族は一つの国、自分が治めるとの妄想に取り憑かれ、迷走し続けてプーチンは、このまま行くと、自分が崇拝しているスターリンとは同一線状で結ばれ、あの雌雄対決をした因縁の相手であるヒトラーとも同じ穴のムジナと、後世評価されることは間違いないだろう。

こういう狂気の独裁者が権力を握るとどういう悲劇が起きるのか、それを知ってもらうためにも、本書は必読だと思う。

文学者、作曲家、映画監督など芸術家には何としても読んでほしい。そして自身の恵まれた環境を満喫し、才能を思う存分発揮していただきたいところであるが、一歩時代と指導者がおかしなことになると、こういうとんでもない悲劇が現実のものになる恐怖を肌で感じていただければと思う。

そうはならないことを祈るばかりだ。

 

☟ 興味を持たれた方は、どうかこちらからご購入ください。

1,527円(税込)。送料無料。


磔のロシア スターリンと芸術家たち (岩波現代文庫) [ 亀山郁夫 ]

おすすめの記事