目 次
- 1 チェリビダッケはクラシック音楽ファンにとって特別な名前なのだが
- 2 カラヤンにベルリン・フィルの常任指揮者の座を奪われた悲劇の主人公
- 3 カラヤンvsチェリビダッケという構図
- 4 極端な録音嫌いで、スタジオ録音CDはほとんどない
- 5 録音と違って、ライブ映像はかなり残っているのが不思議
- 6 一眼観るなり、僕はチェリビダッケに夢中になってしまった!
- 7 完全な暗譜に驚嘆。リハーサルでも暗譜というのは信じられない!!
- 8 ディスク・ユニオンお茶の水クラシック館で新品を格安にて購入
- 9 DVD13枚組という途方もない宝物の中身が凄い
- 10 感動的な38年ぶりのベルリン・フィルへの復帰。ブルックナーの7番に涙が止まらない
- 11 やっぱりチェリビダッケは偉大なカリスマ指揮者だった
チェリビダッケはクラシック音楽ファンにとって特別な名前なのだが
クラシック音楽ファンにとって、チェリビダッケという指揮者の名前は特別な意味を持っている。
それはほとんど伝説上の人物。
少し誇張を含めて分かりやすく説明するとこういうことだ。クラシック音楽ファンにとって誰もが認める世界最高の指揮者はベルリン・フィルの常任指揮者であったフルトヴェングラーということで異論はほとんどないだろう。同時代のライバルのトスカニーニと並んで、この二人が世界最高の指揮者であることは多くの人が認めていることだ。
そのフルトヴェングラーの死後、世界最高のオーケストラであるベルリン・フィルを誰が引き継ぐのかという大問題で、元々フルトヴェングラーがナチ疑惑で追放されていた時に、ベルリン・フィルの常任指揮者としてベルリン・フィルの苦難の時代に颯爽と現れてあれて、あれよあれよという間に第一線に飛び出して、ベルリン・フィルの危機を救ったルーマニア出身の若きチェリビダッケは、最後はオーケストラメンバーから反対されて、常任指揮者に留まることができず、代わりにあのカラヤンがベルリン・フィルの常任指揮者に選ばれたのだ。
そして失意のチェリビダッケはベルリンを去ることになった。
簡単に言うと、順当に行けばフルトヴェングラーの後、その後継者に収まるはずだったチェリビダッケはカラヤンにその席を奪われた、こういうことだ。
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カラヤンにベルリン・フィルの常任指揮者の座を奪われた悲劇の主人公
その後のカラヤンとベルリン・フィルの黄金コンビの活躍ぶりは知らない人がいない。確かに黄金時代を築き上げたのだが、そのあまりにも商業主義の在り方に対する批判もある中で、カラヤンに指揮者の座を奪われて失意のうちにベルリンを去ったチェリビダッケを崇拝する音楽ファンも多く、クラシック界の指揮者を巡るエピソードとして、これ以上に興味深いものはない。
確かにチェリビダッケの才能は傑出していたのだが、6年間のベルリン・フィルの常任指揮者時代に若きチェリビダッケは団員からの絶大な信頼を得る一方で、この指揮者とズッと一緒にやっていくことはできないと、団員から拒否されたのも事実だったのだ。
とにかくチェリビダッケは完璧主義者で、絶対に妥協しない厳しい練習に付いていくことが困難だったということと、その極端な録音嫌いもマイナス要因だったのだろう。
こうしてチェリビダッケという指揮者は、稀有の才能がありながらも、妥協を知らぬ独裁者ということで、世界最高オーケストラの指揮者の座を失ってしまった悲劇の人ということになった。
カラヤンvsチェリビダッケという構図
カラヤンがベルリン・フィルと栄光の頂点を極めていく中で、そのあまりの商業主義とカラヤンが作り上げる音楽にフルトヴェングラーのような深みに欠けると感じる音楽ファンは、こぞって悲劇の人チェリビダッケを崇拝し、チェリビダッケ願望は高まり、神格化されていった。
チェリビダッケが目指す方向性が、カラヤンとあまりにも対照的で真逆だったことが、この対立を煽ることになってしまう。
録音を量産するカラヤンに対して、チェリビダッケは異常なまでに録音を毛嫌いして、レコードは皆無。正に幻のカリスマ指揮者。生の演奏を聴くしかないのである。
ベルリン・フィルを追われたチェリビダッケはその後は世界を転々とし、世界中のオーケストラから客演指揮を依頼され、最後はミュンヘン・フィルというベルリン・フィルとは比べられない二流のオーケストラの常任指揮者に収まることになる。
そしてこのミュンヘン・フィルという二流オーケストラを世界のトップレベルのオーケストラに育てあげた。
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極端な録音嫌いで、スタジオ録音CDはほとんどない
僕のようなCD収集マニアは、こういう録音嫌いのアーティストは本当に困るのだ。CDがないのだからほとんど聴くことができず、結局、狂がつくほどのクラシック音楽ファンだというのに、あの有名なチェリビダッケの演奏は全く聴く機会がなく、今日に至ってしまった。最近では晩年の演奏会ライブの録音がかなり出回っているが、正式なスタジオ録音のCDはほとんどない。
だが、チェリビダッケは正に伝説上の大カリスマ指揮者。僕も気になりつつも聴くことのなかったことに大いに後ろめたさを感じていたのだが、この度、思わぬことからチェリビダッケの演奏を収めた13枚にも及ぶDVDボックスを入手し、初めてチェリビダッケの演奏に接することになった。
録音と違って、ライブ映像はかなり残っているのが不思議
チェリビダッケは「自分の音楽が機械でとらえられるはずがない」と言って、頑なに一切の録音を許さないのだが、不思議なことにその演奏を録画した映像については大らかで、かなりの量の映像が出回っている。これは本当に不思議なことだ。
ただし、ベルリン・フィルの常任指揮者を務めていた若き日の映像はさすがに少なく、歳を取ってからの映像が中心であるため、僕も今まで積極的に観てみようという気にはならず、僕は今日までチェリビダッケの演奏には全く縁なく過ごしてきた。
あるきっかけがなければ、このまま死ぬまでチェリビダッケを聴く、あるいは観ることなしに死んでいったはずだ。
それがヒョンなことから、チェリビダッケの膨大な映像に接することになったのだ。初めてみたチェリビダッケの指揮姿と練習風景。
色々な指揮者の指揮姿を観て、気に入った指揮者を物色
僕はこう見えて、実は指揮をする人間。合唱指揮者なのである。
そんなこともあって、著名指揮者の指揮姿にはいつも注目している。世界には著名な指揮者が数え切れないほど存在して、色々な指揮者の指揮姿を観るのだが、実は魅力を感じる指揮というのには、中々お目にかかれないのである。
僕が圧倒的に好きな指揮は、多くの人と同じようにあのカルロス・クライバーだ。カルロス・クライバーは本当に魅力的な指揮をする人で、この指揮に魅力されている人は全てのクラシック音楽ファンと言ってもいいくらい。
およそクラシック音楽ファンで、カルロス・クライバーの作り上げる音楽と指揮姿に魅力を感じない人は皆無だろう。
では、カルロス・クライバーの他には誰が?となると一挙に行き詰ってしまう。
カルロス・クライバーとはどうしても比べられないのだが、ベルリン・フィルの常任指揮者を最近まで務めていたイギリス人のサイモン・ラトルとロシア人のウラディーミル・ユロフスキの二人に魅力を感じている。後は古楽界から登場して世界最高の指揮者の一人にまで上り詰めたニコラウス・アーノンクールと、合唱音楽と古楽器の巨匠ジョン・エリオット・ガーディナーだろうか。
これは念のために申し上げておくと、指揮法と言うか、魅力的な指揮をする人、指揮をする姿に魅了されるという観点からのチョイスである。指揮法や指揮する姿がパッとしないのに、奏でられる音楽は素晴らしいという指揮者はかなり存在するので、念のため。
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一眼観るなり、僕はチェリビダッケに夢中になってしまった!
色々な指揮者の指揮姿を観て、お気に入りの指揮者を熱心に物色しているのだが、今までは上記の5人以外にはあまり気に入った指揮者がいなかった。
ところが、今回この伝説上のカリスマ指揮者の指揮を観て、僕はビックリ仰天。こんな魅力的な指揮をする指揮者だとは夢にも思っていなかった。指揮はパッとしなくてもそのオーラで凄まじい音楽を作り上げる指揮者だと思い込んでいた。
先ずは指揮が素晴らしいのだ。晩年になって太りってから指揮の動きが小さくなり、左手はほとんど動かさないという評価をどこかで読んだのだが、とんでもない。観てもいないのに書かれたものを読んで、勝手にそう思い込んでしまうことの恐ろしさの典型。ちょっと自分が恥ずかしくなってしまった。
非常に分かりやすく、無駄な動きが全くない正確な指揮。実に魅力的だ
確かに晩年の録画は指揮の姿が小さく、動きが少ないと言われれば、それはそのとおりなのだが、実に魅力的な素晴らしい指揮だと声を大にして絶賛したい。先ずは基本に忠実で、無駄な動きが全くない点が素晴らしい。余計なものを全て削ぎ落した正確な棒の振りが観ていて実に気持ちいい。左手も雄弁に音楽を表現しているではないか。
指揮の動きは小さくても、例えばブルックナーの巨大にして深淵な宇宙のような大きな音楽をその指揮の中に包み込んでいるかのようだ。打点も明確で、分かりやすく正確な指揮だと高く評価したい。
僕は一目観るなりすっかり魅了され、その指揮姿の虜になってしまった。
完全な暗譜に驚嘆。リハーサルでも暗譜というのは信じられない!!
その指揮姿にすっかり魅せられただけではなく、何と常に楽譜はなく完全に暗譜なのだ。それだけでも驚くべきことだが、いくつかの映像を観て、チェリビダッケはリハーサルの時も、つまり本番だけではなく練習の時も一切楽譜、つまりスコアを見ていないのだ。そもそも楽譜を乗せる譜面台が置いてない!これが凡人には理解できないところ。僕も合唱団を指揮する指揮者の端くれなのだが、練習のときにも楽譜を見ないってどういうことだろうか?
もしかしたらチェリビダッケという指揮者は、作曲者が作曲した曲を自分流に勝手に作り変えてしまう、作り変えないまでも自分の好きなように勝手に演奏しているのではないかと疑ってしまいたくなる。
ところがもちろん、そうではない。答えは単純明快。楽譜、つまりスコアが完全に頭の中に入っているのである。音だけではなく曲想や作曲者が楽譜の中に書き込んだ様々な細かい指示まで、その全てが頭の中に入っているので、楽譜は不要ということなのだ。実際に楽譜に書かれている細かい指示を伝えているのだから、空恐ろしい。こういう天才がいるということに仰天させられる。
今回の一連のDVDを観て、チェリビダッケが最も好きな指揮者の一人に急浮上した。
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ディスク・ユニオンお茶の水クラシック館で新品を格安にて購入
僕は「お茶の水」で働き始めて4年以上経つのだが、何と職場の極々近くにクラシックのCDやDVD、音楽関係書などを取り扱っているかなりマニアックな店があることを半年位前まで全く知らなかった。こんなことがあるのである。我ながらビックリだったが、もっと早くから知っていたら、相当に買い込んでしまったと容易に想像がつくため、却って良かったと喜んでいる(笑)。
それが「ディスク・ユニオンお茶の水クラシック館」という店なのだが、簡単に言うと中古CD店だ。クラシック音楽専門の中古CD店。CDは基本的に傷がつかないので、中古品でもあまり問題がないということがある。この店にはLPもかなり置いてあるのだが、CDは相当な量が揃っていて、職場の目と鼻の先にこんな店があるとは本当に驚きだった。
中でも凄いなあとビックリさせられるのは、S表示のCDだ。これは何と全くの新品なのである。未開封の商品。全くの新品が中古CDとして販売されている。値段は正真正銘の中古品よりは高めだが、新品だというのに驚くほど安い。半額近いものが多く、高くても3割引き、4割引きとなっている。
これがS表示の未開封新品商品がかなりあるのだ。今回はチェリビダッケのDVDBOXを発見した。未開封の完全な新品だった。
DVD13枚組という途方もない宝物の中身が凄い
これに狂喜してしまうのは、理由がある。この13枚組のDVDBOXは輸入盤で、実は既に廃盤となっていて、どんな店でも新品は入手不可能だったからだ。商品そのものが既に廃盤となってどこでも買えない貴重品が、未開封のまま店頭に並んでいて、しかも半額程の値段で売られているわけだ。宝物を発見した瞬間だ。この店にはたまにこういう信じられないような宝物が眠っている。多くの客で賑わっているのも納得だ。
これは本当に宝物と言うしか素晴らしいDVDBOXだ。13枚の全てが素晴らしいものばかり。こういう素晴らしいものが廃盤となって、直ぐに姿を消してしまうのは本当に嘆かわしい。廃盤とするどころか、是非とも画質を向上させて全てをブルーレイで再発売してほしいところだ。
そんな願いが実は1枚だけ実現されている。この13枚のDVDの中でも特に素晴らしい特別な演奏会の記録は、ブルーレイになって発売されている。もちろんDVD版もある。
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感動的な38年ぶりのベルリン・フィルへの復帰。ブルックナーの7番に涙が止まらない
それが1992年のチェリビダッケ38年ぶりのベルリン・フィルへの復帰コンサートだ。何とチェリビダッケは80歳になる直前という高齢。それがこの映像を観ると到底80歳とは見えない。大したものである。
ベルリン・フィルとの因縁は既に書いたとおり。フルトヴェングラーの後継者と目されながら、ベルリン・フィルが一番困難な時期にそれを救ったにも拘わらず、チェリビダッケのあまりにも妥協を知らない練習マニアぶりと完璧主義が祟って、結局、あのカラヤンに常任指揮者の座を奪われ、失意のうちにベルリンと決別した。1956年のことであった。
それから38年間。チェリビダッケは二度とベルリン・フィルを指揮することがなかったのだが。
あの有名なドイツ大統領ヴァイツゼッカーによる直々の計らいで実現
そんな因縁の両者を取り持ったのはあのドイツ大統領のヴァイツゼッカ―だというのだから、驚きだ。
ヴァイツゼッカ―と言えば、1985年、戦後40年の節目の演説「荒れ野の40年」の中で、「過去に目を閉ざす者は、現在に対しても盲目となる」と言って、ヒトラーとナチスによるユダヤ人の大虐殺をドイツ自身の過去として直視することの必要性を訴え、ドイツの真の反省を表明したことで知られる偉人だ。
そのヴァイツゼッカ―が決裂していたチェリビダッケとベルリン・フィルとの関係を修復させ、演奏会を実現させたというのだから、胸の高鳴りを禁じ得ない。これまた大変なことだと思う。
ブルックナーの交響曲第7番という破格の名曲が嬉しい
その記念すべき復帰コンサートで演奏された曲がチェリビダッケが最も得意とするブルックナーの交響曲第7番だったということがこれまた凄いこと。ブルックナーはチェリビダッケにとって特別の作曲家であり、最も得意とする作曲家でもあった。
そのブルックナーの全作品の中でも最高傑作と評価されているものがこの第7交響曲だ。僕も熱愛している曲で、本当に鳥肌が立ちっぱなしの素晴らしい作品。演奏には70分~75分程かかる壮大な大交響曲である。
時にチェリビダッケも80歳。80歳の老指揮者が選ぶ曲としてはあまりにも大変な曲過ぎるというもの。この曲を指揮するだけでも大変なのに、何と驚くなかれ。チェリビダッケはここでも完全に暗譜なのだ。
晩年のチェリビダッケは非常にゆっくりとしたテンポを好み、悠久の時間の中に身を委ねるような泰然自若の態が際立っており、演奏時間は何と90分の及んだ。
その間、完全な暗譜で最後の最後まで見事にタクトを取り続けるのだから、驚嘆するしかない。こんな80歳が他にいるだろうか。椅子に腰かけて指揮しているとはいうものの、目力はどこまでも強く、時々見せる柔和な表情もとても老人のものでない。本当にすごいものを観てしまった。
ベルリン・フィルの面々もこのチェリビダッケに必死についていこうとする渾身の演奏を聴かせる。実に感動的な演奏だ。
リハーサル風景を中心とした50分間のドキュメンタリーが感涙もの
僕はこの演奏会のライヴ映像だけで大いに満足してしまったのだが、このディスクには大変なものが付いていた。約50分間に及ぶドキュメンタリー。この時のベルリン・フィルとの練習風景(リハーサル)を中心とする実に観応えのあるもの。
何と言っても実際にベルリン・フィルを指導する練習風景が圧巻だ。冒頭の38年ぶりの復帰に関しての挨拶がこれまた冷静には観ていられない、いや聞いていられないほどの感動的なものだ。チェリビダッケという人は哲学を学んだ人で、仏教や禅も極めたという修行僧のような点もあって、一言一言の言葉の重みが半端ではない。
実際の練習の様子が、本当にこれまた圧巻で思わず言葉を失ってしまう。とにかく38年ぶりの復帰だというのに忖度は一切なし。世界一のオーケストラ団員にも実に手厳しい。ダメ出しの連続でスリリングなことこの上ない。
そのものすごさに金縛りになってしまう50分間
僕はこのリハーサル風景を中心としたドキュメンタリーを観始めたら、その熱量とおもしろさで途中で止めることができないばかりか、まるで金縛りになったかのように身動き一つできなくなってしまった。80歳の老マエストロがブルックナーの名曲が奏でられている真っ最中に、ものすごい大声で叫びながらオーケストラにこれでもかとばかりに発破をかける姿に、得体の知れない涙が込み上げてきて滂沱の涙が止まらない。その音楽にかける情熱とブルックナーというとんでもない作曲家との格闘のようなものに、感動が収まらない。これが指揮者というものだ。そうやって音楽を作り上げていくその一挙手一投足とかけがえのない言葉の数々に、ただただ圧倒されて、身動きが取れなくなってしまう。
この中には指揮者として参考になる演奏論や心構えなど珠玉の言葉が次々に出てくるので、非常に勉強になるはずだ。僕も衝撃を受け、聞き惚れてしまった言葉が数え切れない。なるほどなあと目から鱗の連続に感動が収まらず、指揮を志す人は必見の映像だ。
このディスクも入手が困難になりつつある。これは買うっきゃない!
このベルリン・フィルとの復帰演奏会の模様はクラシック音楽ファンならずとも、どうしても観てもらいたいものだ。本番の演奏と妥協なきリハーサル風景の両方を体験できる素晴らしいディスクである。
ブルーレイとDVDの2種類がまだ生きているようだが、どこで調べても取り寄せ商品となっている。もう数が少なくなっており、廃盤直前のようである。まだ間に合う。これは是非とも入手してほしい宝物になる逸品。
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やっぱりチェリビダッケは偉大なカリスマ指揮者だった
今回、僕が入手したDVDBOXは何と13枚組。まだ全てを観たわけでないが、どれを観ても素晴らしい。チェリビダッケの生涯と指揮者としての活躍ぶりを描いた2枚のドキュメンタリー映画が素晴らしく、感動させられる。この2枚も独立させてブルーレイで観ることができるようにしてほしい。
今回、集中的に幻の大カリスマ指揮者の指揮姿や練習風景など音楽作りの実際、優れたドキュメンタリーの数々を観て、僕はすっかりチェリビダッケに夢中になってしまった。今まで知らなかったことが恥ずかしい。思わぬ盲点があったものである。
一部の熱狂的なファンから神格化されているチェリビダッケであるが、こういうものを観せられるとそれが良く分かる。引き続きじっくりと観てみたい。
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