目 次
合唱団メンバー、合唱歴的には大きく3つのパターン
僕には自分が創設した合唱団があり、もうかれこれこの合唱団で20年近く活動を展開している。
その合唱団東京フリューゲルは創立約20年となるが、僕の合唱歴はそれよりかなり長い。この合唱界、歌っているメンバーは、合唱歴的には大きく分けると3種類の人種がいると感じている。
スポンサーリンク①小さい頃からずっと歌い続けてきているメンバー
先ずはかなり小さい頃からずっと歌い続けてきている人。
少年少女合唱団というか、小学校時代から合唱団に所属している人。実は、僕もこの範疇。小学校4年の頃から本格的に歌い続け、今日に至っている。
②大学時代から合唱にはまってしまったメンバー
もう一つ多いのは大学入学後に声をかけられて、そこからドップリと合唱にハマってしまったという人。大学の合唱団は総じてレベルはそれほど高くはないのだが、新人の勧誘はどこでも非常に積極的で、新人を自分の合唱団に引き入れようと激しい入団合戦が行われるので、ここで初めて合唱とご対面という輩が相当いることは間違いない。
僕が卒業した同志社大学は、日本中を見渡しても類のない程、合唱が盛んな大学で、僕が現役だった40年程前には、全国的に有名なグリークラブの他にも精力的に活動している合唱団がいくつもあって、100名前後の団員数を誇る合唱団が5団体もあった。4月のオリエンテーション時にはそれぞれの合唱団がしのぎを削るようにして、新人たち(同志社ではフレッシュマンと呼んでいた)を勧誘するのである。
色仕掛けと言ったら大袈裟になるが(笑)、綺麗でかわいい先輩の女の子からしつこく声をかけられて、歌になんか全く興味がないのに、ノコノコと付いていってそのまま入団してしまったという男ドモがどれだけ多いことか。その逆にイケメンの先輩についていった女の子たちも。
でも、きっかけはそんな不純な?ものであっても、それで合唱に目覚め、それ以来、ずっと合唱から離れられなくなってしまったという輩がものすごく多いのもまた事実で、この合唱界、結構みんな真面目なのである。
僕が作った東京フリューゲルもそんな連中が中心。
基本的には同志社のコール・フリューゲルという混声合唱団の関東在住のOBOGが集まった合唱団である。
僕は当時のコール・フリューゲルで3年間に渡って指揮者を務めさせてもらって、当時の関東にいる仲間を集めて作ったというわけである。
今では、同志社コール・フリューゲルのOBOGの看板を外し、それ以外のメンバーもかなり多くなってきている。もちろん同志社に限定なんてことは全くない。
僕らの歌を聴いて気に入ってくれた友人たちが新たな勢力になりつつある。嬉しいことだ。
話がそれてしまった。元に戻そう。
スポンサーリンク③中年になってから初めて合唱を始めたメンバー
世の中の合唱に打ち込んでいるもう一つのグループは、中年になってから初めて合唱を始めたいう人たちである。これがまた結構多いのだ。
還暦間近になって初めて合唱を始めたという人もそれなりにいることをどうか知ってほしい。
合唱は極めて健康にいい!!
合唱が極めて健康にいいという背景もあるのだろう。姿勢を正し、深い呼吸を伴って大きな声で歌う合唱は、肉体的にもいいし、何と言っても精神的にというかメンタル面で非常にいいものがあるのである。しかも合唱はお金がかからないのがありがたい。
歳を取ってから始めるといいものとして、よく喧伝されるのは、合唱と山だ。どこの山に行っても、最近は年寄りがやたらと多いとよく聞かされる。
でも、山はどうしても危険を伴うし、登山靴を始め、装備にも相当なお金がかかる。後は旅費がバカにならない。
その点、合唱は基本的には楽譜代だけ。もちろん合唱団では、団費と言って指揮者やピアニストへの謝礼や会場費などの経費を負担しなければならないが、それだって大した金額ではない、もちろん合唱団によってまちまちではあるが。
スポンサーリンク歳を取ってから新しく始める趣味には、合唱が最適
そういう意味では、僕は本当に歳を取ってから新しく始める趣味というか活動には、合唱が最適だと信じている。
そんな様々な合唱歴を持った多数のメンバーが共通の夢に向かって、同じ歌を一緒に歌って、一つの音楽を力と気持ちを合わせて作りあげていく。
これが滅法おもしろい。一度そのおもしろさと感動に触れるともう離れられなくなってしまう。そして、同じ歌を歌った仲間には歌を通じてかけがえのない絆が培われるのである。何だかいいことずくめでしょう!?
こうして、合唱から抜けられない人が増えていくのである。この活動はもっともっと注目されていいのではないだろうか。