目 次
シリカゲルによるドライフラワー作りが続く
GWの旅行から3日振りに自宅に戻り、我がシャクヤク畑で満開に咲き誇るラテンドールと春の粧を見て息を飲み、絶句してしまったその日のうちに、初めての体験となるドライフラワー作りに挑戦したことは既にレポートした。
乾燥剤であるシリカゲルを使う方法だ。
シャクヤクをドライフラワーにすることは、昨年、見様見真似で勝手にやってみたところ、いとも簡単に作ることができて、そのドライフラワーがあれから丸1年以上経過したにも拘わらず、未だに健在なことも報告させていただいた。
但し、僕は一般的な逆さ吊りにして作るドライフラワー(ハンギング法)ではなく、シャクヤクのあのゴージャスな花そのものをそっくりそのまま保存できないかと、今年は色々と試行錯誤をしていることも報告させていただいたとおりだ。
それが乾燥剤のシリカゲルを使う方法というわけだ。
そのシリカゲル法に興味を持った僕は、持ち合わせの異常な凝り性をこんなところでも本領発揮して、あの報告の後も、色々と試行錯誤をやってみたのである。今回はそれをレポートする。
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大容量のシリカゲルと密閉容器を手配
前回のシリカゲル法で、手元にあったシリカゲルは全て使い果たした。シリカゲル、実に5㎏。1㎏入りのシリカゲルを5袋使い果たしてしまったわけだ。
これは大いに問題だった。
満開を迎えるのはこれからなのに
旅行から帰った日に、一斉に咲いたラテンドールと春の粧の2つの品種を、早速シリカゲルに埋めたわけだが、開花した花がもっと大きくなって満開を迎えるのは、これから。
一斉に咲いたとは言ってもまだ咲き始めで、一旦咲いた花々もこれからもっと大きくなって、大輪の満開を迎えることになる。
その咲き始めの段階で5㎏のシリカゲルを使い果たしてしまったことは大問題だった。
僕がシリカゲルを用いてドライフラワーを作りたいと思った狙いと目的は、あの華麗でゴージャスな他の花とは比べられない見事なシャクヤクの花そのものを、あの生花と変わらない大きさと色で、そっくりそのまま保存したいということだった。
シャクヤクの花本来のゴージャスさはこれからやってくるのに、既に5㎏ものドライフラワーを既に使い切ってしまった。
しかも密閉容器も使ってしまっており、今、手元にあるものはもっと小型のものばかりだ。
更に大量のシリカゲルを準備
ということで、僕は直ぐにもっと大型のプラスチックの透明の密閉ケースと、新たに6㎏のシリカゲルを追加注文した。
ちなみにシリカベルは通常サイズの1㎏で値段は約1,300円程する。決してめちゃくちゃ高いわけではないが、量が嵩めばその費用は決してバカにできない。
僕はネット(Amazon)で3袋のセット(3㎏)を2セット購入した。3袋まとめて買うことで3,180円とバラで購入するよりは安くなり、しかもそれを2セット購入することで6%引きとなった。
結局、6袋を5,978円で購入。以前に注文したものと合わせると、今回のシリカゲル法でドライフラワー作るに当たって、僕はシリカゲル本体だけで合計11袋、つまり11㎏も購入して12,000円近い出費となっている。
それに色々と迷いながらも購入した各種密閉ケースや相当な枚数を揃えたジッパーアルミ袋などを合わせると相当な散財となった。
もちろん自分が好きでやっていることなので、多少お金がかかっても仕方ないのだが。
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密閉ケースは衣装ケース並みの大きさ
一番迷い続けたプラスチックの透明密閉ケースは、今回は思い切って前回よりも大きなものを使うことにした。
前回書いたように僕はシリカゲル法でも、その方法の鉄則である茎を切り落として花だけを用いると言うことにどうしても納得できないので、迷いながらもシャクヤクの花を花瓶に挿すようにそのまま立ててシリカゲルの中に埋め込めないかと考えたのである。
そのためにはケースに高さが必要だ。ケースに高さを求めれば幅も当然大きくなり、ほとんど衣装ケースのような大きさになる。
その中にシャクヤクを立てて、シリカゲルを上から注ぎ込むという算段。
色々と探して、衣装ケースよりも一回りだけ小さなケースを探し出した。ところがそれでもやっぱり大きい。とんでもなく大きい。そう感じた。
これでは高さがあって、シャクヤクを茎ごと立てて入れられても、その全体をシリカゲルで埋めようとしたら、それこそ膨大なシリカゲルが必要となってしまう。
大型ケースでも目的を果たせない
というとんでもない実態が明らかになって、茎ごと立ててシリカゲルの中に埋めることは、あえなく断念した。今回の6㎏では全く歯が立たず、20㎏程ないと話しにならないだろう。
では、今回の2回目のシリカゲル法によるシャクヤクのドライフラワー大作戦の実際を見ていただこう。
2回目のシリカゲル法の実際
今回は6㎏のシリカゲルがあったので、比較的余裕があった。
上述のようにいくら高さのある大きな密閉ケースを使ったとしても、茎を付けたまま立ててドライフラワーにすることは到底不可能と痛感させられたので、それは諦めたのだが、だからといって、そのまま立てて作ることをそっくり諦めたわけではもちろんない。
僕はとにかく凝り性で、往生際の悪い人間なのである。
というわけで、今回の2回目も大型の密閉ケースだけではなく、例のジッパーアルミ袋の方も使ってみた。
先ずは、何と言っても俄然大きくなった密閉ケースからだ。
下手な解説よりも、できるだけ実際の写真を見てもらおう。
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大型密閉ケースを使う方式
必要な道具類を先ずは集めてみるところから始めるのだが、ここでは最初に、大型の密閉ケースにシャクヤクを横にして埋め込んだ最終工程の写真から見てもらう。
これを見てもらえば一目瞭然だ。
こんな風にシャクヤクの生花をシリカゲルの中に埋没させてしまうのである。
では、順を踏んで、作業工程を見ていただく。
前回よりもかなり大きなケースを使うことにした。ポイントは高さだったのだが、上述のとおり立てて埋めることは諦めた。
こんなケースである。
そのケースの底にシリカゲルを敷き詰める。できるだけ厚くというか深く敷き詰めたいのだが、どうしてもシリカゲルの量が気になってしまう。
この後、上からシリカゲルを注いで、あの大輪を何輪も埋没させなければならないのだ。
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シャクヤクをシリカゲルに埋めていく
花はこちら。いずれも満開となったラテンドールの花。今回は3輪。しかもそのうちの1つは2輪が一緒に隣り合って咲いているものだ。
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途中で欲が出て、春の粧を追加する
ここまでシリカゲルを注いで、4輪の大輪のラテンドールがほど埋没させることに成功したところで、急に欲が出て、この上に更に春の粧も入れてしまおうと、悪いことを思いつく。
そうだシリカゲルはまだある。やっちゃえ!やっちゃえ!ということになってしまった。
そこで満開に咲いた春の粧を入れることに。
選ばれた花がこれ。
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ジッパーアルミ袋を使う方式
どうしても立たせた状態でドライフラワーを作りたい僕は、今回も大きめなジッパーアルミ袋を使って、今回は満開に開花した春の粧を用意した。
この選ばれた春の粧の花がこちら。
二つの花が一緒に付いているものだ。これをそのまま残せたら素晴らしい!
これを前回よりも一回り大きい5㎏用のアルミ袋に入れるのだが、花が2輪ついていて、しかも満開となって非常に大輪となっているため、果たしてジッパーアルミ袋に入るだろうか?
袋が大き過ぎてもシリカゲルが大量に必要になってしまう。
何とか入るには入ったが、これでジッパーを閉じると花が押し潰されてしまうのではないか?そんな不安は否めない。
予め下にはシリカゲルを敷き詰めている。
これでお終い。今回はシリカゲルがそれなりにあったので、花がすっかり見えなくなるギリギリまでシリカゲルを入れることができた。
さて、どうなるだろうか?
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期待どおりのドライフラワーはできるのか?
シリカゲル法でも、逆さ吊り(ハンギング法)と同様に約1週間で完成するようだ。
とすれば、最初にシリカゲルを使って密閉ケースやジッパーアルミ袋に封じ込めたのは、GWの旅行から帰宅した日、つまりちょうど1週間前の5.5(日)の夜6時から7時頃だったので、もう昨夜の時点(5.12)で1週間は経過していたわけだ。
それはちゃんと分かっていた。
だが、シリカゲルの量が少なめだったなど、不安材料が多く、昨夜は結局、前回作ったものを確認することを断念した。
シリカゲル法では完成するのに1~2週間と書かれているものも多く、もう数日待つことにした。
果たしてどうなるか?期待どおりのドライフラワーはできるのか?
結果が出るのはもう少し先になる。もうしばらくお待ちいただきたい。
次回に続く。