出口治明が世界史から10人のリーダーを選ぶ 既にブログで紹介させてもらった池上彰の「世界を変えた10冊の本」、佐藤優の「悪書の勧め」「悪の処世術」など、一定数の本や人物を紹介する本を何冊かまとめて読んで来たのだが、その最たるものが、今回の「世界史の10人」だ。 この熱々たけちゃんブログではすっかりお馴染みの出口治明の本...
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世界中での大絶賛に納得も、不満もある カンヌ国際映画祭に続いて、アメリカのゴールデングローブ賞でも作品賞に輝き、3月27日(現地時間)の発表を待っているアメリカの第94回(2022年)アカデミー賞においても外国語映画賞ばかりか本家本命の作品賞や監督賞、脚色賞にもノミネートされている「ドライブ・マイ・カー」。その勢いが全...
あの戦争への加藤陽子の分かりやすい総括 加藤陽子の本はこのブログの中でも何冊か紹介してきた。「太平洋戦争への道 1931~1941」という半藤一利さんと保阪正康さんとの鼎談本もあったが、何といっても傑作は「それでも日本人は戦争を選んだ」であった。 「それでも日本人は戦争を選んだ」はかなり分厚い文庫本であったが、それに...
シベリウスの最高の指揮者ベルグルンド すごいブルーレイを試聴した。あのシベリウスの全交響曲の演奏会のライヴ映像。指揮者はパーヴォ・ベルグルンド。 シベリウスのファンはもちろん、少しクラシック音楽に詳しい人なら、パーヴォ・ベルグルンドのことを知らない人はいないだろう。 世界最高のシベリウス指揮者。シベリウスの交響曲の数え...
静かな感動作に心が震える 素晴らしい映画を観た。「ノマドランド」。これは稀有の傑作だ。といっても、いかにも地味な静かな映画。派手な言葉は全く似合わない。ほとんどドキュメンタリーのような地味な映画であり、控えめな静かな感動がじわじわと込み上げてくる、そんな趣きの作品だ。 かなり話題となった映画ではある。昨年(2021年)...
観逃してはいけないちょっと特殊なサスペンス映画!? 何とも形容が難しいちょっと特殊な映画を観た。昨年(2021年)のアカデミー賞(第95回)で脚本賞を受賞した話題作である。 すごい映画とか、衝撃を受けるとか、打ちのめされるとか、そういう重い形容はいかにもそぐわない。と言って、ここに描かれるのは紛れもなく社会性も持ち合わ...
哀切感に満ちた美し過ぎるロードムービー テオ・アンゲロプロス監督が1988年に撮った「霧の中の風景」は、これ以上の映画を思い浮かべることができないような究極の美しさと感動を備えた珠玉の名作である。胸を締め付けられるような哀切感がひしひしと迫ってくる稀有の傑作だ。 テオ・アンゲロプロスはギリシャが生んだ世界屈指の映画監督...
僕のドストエフスキー遍歴 ドストエフスキーは僕にとっても非常に大切な作家である。高校時代から読んできたが、当時は初期の抒情的にしてロマンチックな作品ばかりを愛読してきた。「貧しき人々」や「白夜」などを何度も繰り返し読んだものである。 後期の未曾有の大作群のことは、非常に気になりつつも中々手が出せなかったが、例の読書界に...
今度はズバリ独裁者列伝だ 2021年から2022年にかけての年末年始に集中的に読み切った3冊の本の最後は、前回取り上げた「危ない読書」の佐藤優だ。 久々に佐藤優の新刊を読んで、悪書の紹介は非常に役に立ち、楽しめたことに気を良くして僕は、引き続きもう一冊、佐藤優を正月に読んだわけだ。それが「悪の処世術」というこれまた新刊...
佐藤優の「危ない読書」に思わず夢中になってしまう 2021~2022年の年末年始6連休中に読み終えた3冊の本のうちの2冊目は、佐藤優の『「危ない読書」~教養を広げる「悪書」のすすめ』であった。実におもしろく、思わず夢中になってしまった興味尽きない1冊だ。 「危ない読書」ということであり、ここで紹介される数々の本は、いず...
気楽に読み始めたらドンドン深みに 2022年を迎えた年末年始の6連休。何か気軽に読める本をと、酒浸りの日々で読んだ本が3冊。新書2冊と文庫1冊。3冊を一気に読み終えた。 いずれも気軽に読み始めたのだが、こちらの思惑はかなり外れて、それぞれ大いに夢中にさせられ、非常に勉強になった。やはり本から得られる情報は貴重で、自分の...
ブロック注射は左右別々に2回に分けて実施された ブロック注射というものが実際にどのように行われるものなのか全く知らなかった。例の痛み止めとして処方されていた薬のうちで、血管を拡張させる効果を担っていた「リマプロストアルファデクス錠」は、血液をサラサラにする効果もあるようで、こちらは前日からの服用は禁止されたが、他には特...
神経内科医からギランバレー症候群の可能性ありと指摘 神経内科のN先生に急遽、診察してもらったのは10月28日の木曜日だった。前述した2回目の転倒、事務所の中で転倒したその日に神経内科に受診したことになる。 神経内科のN先生からは、ギランバレー症候群の可能性が高いのではないかと言われた。ギランバレー症候群というのは名前は...
改めて職場の整形外科医から、手術は必要ないと言われる 週明けの月曜日。K病院で処方してもらったリリカを始め3種類の薬を飲んでいるのに、痛みの方は相変わらずだ。もっとも全く立ち上がることもできず、ほとんど歩くことができないという最悪の状態からはいくらか改善はしていたが、本当にヨチヨチ歩きであった。最寄り駅までは何とか辿...
3カ月間以上苦しみ続けた脊柱管狭窄症から遂に快復 長くて実に辛い3カ月間だった。脊柱管狭窄症による坐骨神経痛である。 まさかここまで時間がかかるとは思っていなかった。この3カ月間、多少改善することはあっても、一進一退。ズッと病院にかかり続け、キツい薬を飲み続けるも、一向に良くならず、一時は絶望にかられ、自分のこの足(...
昭和史の大家が池上彰と平成を振り返る 久々に半藤一利さんの対談本の紹介に戻る。今回は昭和史の大家にして専門家である半藤一利さんとしては非常に珍しい平成史を語った本だ。 その対談相手があの知らない人のいない池上彰だ。 これはあの池上解説がたっぷりと聞ける平成の約30年間を様々な視点から語り尽くした興味の尽きない本。実際に...
コッターの世界的大ベストセラー「企業変革力」 著名な経営学者ジョン・P・コッターの世界的な大ベストセラー「企業変革力」を読んだ。これは中々感動的な素晴らしい本だった。 私のブログの熱心な読者なら、ジョン・P・コッターと聞いて、「ああ、あの!」となるかもしれない。 以前、この熱々たけちゃんブログで取り上げた「カモメになっ...
マタイ受難曲だけではなく、バッハの名作が続々大幅値下げで再発売 前回、カール・リヒターが指揮するバッハのマタイ受難曲の素晴らしい演奏の映像(動画)を収めたDVDを紹介したところだが、実はマタイ受難曲だけではなく、他にもカール・リヒターが指揮をしたバッハの名作中の名作が、続々と大幅に値下げされて一斉に再発売された。 その...
マタイ受難曲の究極の動画が格安で再発売。リヒターの伝説的名演 凄いものが格安で蘇った。バッハの「マタイ受難曲」の演奏映像、いま流に言うと動画である。これはクラシック音楽ファン、古楽ファンなら知らない人のいないあの究極のバッハ指揮者カール・リヒターが1971年に収録したマタイ受難曲全曲の演奏映像である。 このDVDはもう...
「空気の底」を凌ぐ充実のミステリー短編集 「空気の底」を紹介した際に触れた手塚治虫の傑作短編漫画集の「ザ・クレーター」を予告どおりに取り上げる。 最初に断っておくが、「空気の底」は大人向けの雑誌に掲載された作品であり、この「ザ・クレーター」は少年誌に掲載。その違いは明らかにあるということだ。 少年向けにテーマは限定され...
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プロフィール
熱々たけちゃん
熱々たけちゃんです。
小学校4年から合唱を始め、同志社コール・フリューゲルで3年間合唱指揮に没頭。合唱団東京フリューゲルを設立し、20年間指揮者を務めました。
本職は病院経営。病院の経営マネジメントの推進です。40年近くに渡って医療業界に勤め、経営改革請負人としていくつもの病院で事務長(事務局長・事務部長)を務めています。
趣味が非常に多く、クラシック音楽全般、合唱、ジャズ。映画。文学、ノンフィクション。漫画。哲学。歴史。美術鑑賞。写真、動画撮影など多方面に渡っています。
若き日にかなり登った山についても国内、海外を問わず詳しい。スポーツ観戦、落語も好きで、ホタルにも夢中。 ラーメン、寿司、焼酎も大好きですが、最近はシャクヤク栽培にハマっています。
異常なまでの凝り性で、好きなことにはトコトンのめり込まないと気が済まないタイプ。
詳細はフッターのプロフィールをご覧ください。
小学校4年から合唱を始め、同志社コール・フリューゲルで3年間合唱指揮に没頭。合唱団東京フリューゲルを設立し、20年間指揮者を務めました。
本職は病院経営。病院の経営マネジメントの推進です。40年近くに渡って医療業界に勤め、経営改革請負人としていくつもの病院で事務長(事務局長・事務部長)を務めています。
趣味が非常に多く、クラシック音楽全般、合唱、ジャズ。映画。文学、ノンフィクション。漫画。哲学。歴史。美術鑑賞。写真、動画撮影など多方面に渡っています。
若き日にかなり登った山についても国内、海外を問わず詳しい。スポーツ観戦、落語も好きで、ホタルにも夢中。 ラーメン、寿司、焼酎も大好きですが、最近はシャクヤク栽培にハマっています。
異常なまでの凝り性で、好きなことにはトコトンのめり込まないと気が済まないタイプ。
詳細はフッターのプロフィールをご覧ください。
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