格安にて再発売された「ポッペアの戴冠」に震撼させられる 今回はモンテヴェルディ最晩年の大傑作「ポッペアの戴冠」だ。 これはすごい。すご過ぎる。空いた口が塞がらなくなる衝撃だ。聴いて、観て、思わず心が震撼させられてしまう。 何と言ってもモンテヴェルディが作曲したこのオペラそのものが信じられない程すごい作品。そしてこれを演...
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オペラのあらゆる要素、可能性を内包 引き続きモンテヴェルディを取り上げる。今回はオペラだ。 モンテヴェルディがルネサンスからバロックへという音楽史上未曽有の大変革期を、自らの力で切り開くとともに頂点にまで導いた空前の天才だということは、前回書いたとおりだが、モンテヴェルディの作品に接すれば接するほど、その途方もない大き...
モンテヴェルディ最高の名盤DVDが日本語字幕付きで格安にて再発売 嬉しいニュースが飛び込んできた。以前、このブログで強く大絶賛したものの入手不可能となっていたモンテヴェルディのオペラ「オルフェオ」の超名盤のDVDが、今月10日(2022.8.10)に再発売されたのである。こんな朗報は滅多にないこと。思わず狂喜している。...
映画史上屈指の名作のリメイクに挑んだスピルバーグの心意気 「ウエスト・サイド物語」の映画史における評価は相当なものだ。1961年にロバート・ワイズ監督(ジェローム・ロビンズとの共同監督)で作られたミュージカル映画の超傑作。古今東西の映画史上のベストテンにおいても必ず有力候補として挙がってくる稀有の名作だ。 僕はそのスト...
本来の手塚治虫らしい心温まる良心作 手塚治虫の紹介シリーズ「手塚治虫を語り尽くす」では、大人や青年を対象としたいわゆる黒手塚=手塚ノワール作品が中心となっており、このところも「ボンバ!」「アラバスター」そして前回の「ガラスの城の記録」と全く救いようのない暗く、残酷な暴力に満ち溢れた作品を集中的に取り上げてきた。これぞ黒...
未完で終わった黒手塚の超問題作 黒手塚こと手塚ノワール作品をズッと取り上げてきているが、今回紹介する「ガラスの城の記録」は、一連の黒手塚作品の中でも、特に異色な問題作だ。 何と言ってもこの作品は未完で終わっている。手塚治虫の作品には何本かの未完作品がある。 それらの多くは、手塚治虫が常に多くの連載を抱えながら、60歳で...
僕が好きなマーラーの交響曲 マーラーの全ての交響曲(大地の歌を除く)に対する特集の第2弾である。 僕は自分の趣味に合わないと言いながらも、それなりにマーラーの音楽は聴いてきた。合唱団のメンバーとして世界的な指揮者とオーケストラの舞台でオンステした貴重な体験もある。 大好きでたまらない曲もいくつかあるので、先ずはそこか...
ブルーレイオーディオ1枚でマーラーの全交響曲を聴い込む 前回、ブルーレイオーディオという新しいフォーマットがいかに凄いディスクなのかを縷々書かせてもらった。ケンプによるベートーヴェンのピアノソナタ全32曲がたった1枚のブルーレイオーディオに収まってしまうという記事だった。 その記事の中でも触れたが、今、僕の手元にある全...
「ブラッドランド」のT・スナイダーが緊急発刊した警告書 先日紹介した衝撃の「ブラッドランド」の著者ティモシー・スナイダーによる緊急発刊の警告書が本書「暴政」だ。本文わずか124ページの薄い新書だが、非常に内容の濃い重要な1冊である。 「ブラッドランド」は上下2巻を合わせると750ページを超える大著で、その目を覆いたくな...
ブルーレイオーディオに開眼する 遅ればせながら僕は最近、ブルーレイオーディオというフォーマットを知って、ビックリ仰天。以来、すっかりはまっている。 最近、セットもののクラシック音楽のCDを購入すると、CDとは別に、ブルーレイオーディオというものが付録のように付いてくることがたまにある。 ブルーレイそのものについては、良...
少年誌に連載されたとんでもない黒手塚作品 久々の手塚治虫作品の紹介となる。今回は連載16回目だが、まだまだ紹介したい手塚作品は山のようにあって、実は一番取り上げたい「手塚治虫最大の問題作」はまだ大切に残してある(笑)。それをどのタイミングで取り上げるか悩んでいるが、今後もあまり知られていない手塚治虫の隠れた傑作を少しず...
まだまだ続くウクライナへの激しい攻撃 ロシアによるウクライナへの侵略戦争が始まってから、いつの間にか5カ月近く経過した。 圧倒的な軍事力を誇るロシアが瞬く間にウクライナを制圧し、憤懣やるかたなきも、そうなるに違いないと半ば諦めていたのだが、ウクライナ兵の激しい抵抗と欧米各国の軍事支援もあって、ウクライナが想定外の頑張り...
極めて良心的な歯の治療を体験 歯の治療のことは知っているようで、良く知らない。分かっているようで、本当に良く分からないものだ。 誰だって、幾度となく歯医者には通い、時には恐怖に怯えながら治療を受け、歯科医の治療をそのまま受け入れて、内心では不安と不満を感じながらも、「まあ、こんなもんかな」と勝手に折り合いを受けて、長い...
83歳になって快進撃を続けるリドリー・スコット このところのリドリー・スコット監督の快進撃が止まらない。今回紹介する「最後の決闘裁判」はリドリー・スコット83歳のメガホンだったが、久々にパワー全開の大傑作となったばかりか、その後にも「ハウス・オブ・グッチ」という超話題作を撮っており、驚くほど元気なのである。 いずれも1...
森岡毅の凄さを実感させてくれる最高の書 やっぱり森岡毅は凄い!ということをここまで実感させてくれる本はない。 前回取り上げた「USJを劇的に変えた、たった一つの考え方 最高を引き寄せるマーケティング入門」ですっかり森岡毅の魅力にはまり、熱心なファンとなった僕が読んだ森岡毅の第2弾がこれだ。 実は、今回紹介する「USJの...
佐々木芳郎カメラマンから感謝のメールが届く 全く信じられないことが起きた。先日(2022.6.16)配信したばかりの立花隆の「インディオの聖像」を紹介する僕のブログ記事を読んでくれた同書の共著者である佐々木芳郎さんーあのインディオの聖像を撮影したカメラマンにして、今回の立花隆の幻の本を出版してくれた方ーからご連絡をいた...
久々にボーン・シリーズ全3作を一挙に観た 改めてマット・デイモン主演のあの「ジェイソン・ボーン」シリーズ全3本を集中的に観て、大いに満喫させてもらった。もちろん過去にもう何度も観ているのだが、今回あるきっかけがあって、もう一度一挙にまとめて観てみたくなったのだ。 第1作「ボーン・アイデンティティー」 第2作「ボーン・ス...
新刊案内から待つこと30年。遂に出た! 昨年4月30日に亡くなった立花隆の熱烈なファンとしては、今回出版されたこの本「インディオの聖像」は、夢にまで見た幻の名著だったのである。 待たされること30年。ひたすら待ち続ける中で当の立花隆が昨年(2020年)亡くなってしまった。当然、著者が亡くなってしまった以上、永遠にこの本...
感涙する程のすごいビジネス本(自己啓発書) 全く素晴らしい本で、夢中になって一気に読み終えた。久々の深い感動と満足感を味わっている。森岡毅(つよし)さんのマーケティングの本だ。かなり良く知られた「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門」である。 これは素晴らしい本だった。僕は今まで...
傑作サイコ・ホラーとの呼び声高いが 昨年(2021年)公開された非常に高く評価されたホラー映画を観た。実におもしろく、僕は最後の最後までハラハラドキドキさせられながら、画面に釘付けとなった。久々に映画を観る醍醐味を味わうことができた。これだけ夢中にさせられた映画も最近では珍しい。 この映画はホラー映画とされており、サイ...
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プロフィール
熱々たけちゃん
熱々たけちゃんです。
小学校4年から合唱を始め、同志社コール・フリューゲルで3年間合唱指揮に没頭。合唱団東京フリューゲルを設立し、20年間指揮者を務めました。
本職は病院経営。病院の経営マネジメントの推進です。40年近くに渡って医療業界に勤め、経営改革請負人としていくつもの病院で事務長(事務局長・事務部長)を務めています。
趣味が非常に多く、クラシック音楽全般、合唱、ジャズ。映画。文学、ノンフィクション。漫画。哲学。歴史。美術鑑賞。写真、動画撮影など多方面に渡っています。
若き日にかなり登った山についても国内、海外を問わず詳しい。スポーツ観戦、落語も好きで、ホタルにも夢中。 ラーメン、寿司、焼酎も大好きですが、最近はシャクヤク栽培にハマっています。
異常なまでの凝り性で、好きなことにはトコトンのめり込まないと気が済まないタイプ。
詳細はフッターのプロフィールをご覧ください。
小学校4年から合唱を始め、同志社コール・フリューゲルで3年間合唱指揮に没頭。合唱団東京フリューゲルを設立し、20年間指揮者を務めました。
本職は病院経営。病院の経営マネジメントの推進です。40年近くに渡って医療業界に勤め、経営改革請負人としていくつもの病院で事務長(事務局長・事務部長)を務めています。
趣味が非常に多く、クラシック音楽全般、合唱、ジャズ。映画。文学、ノンフィクション。漫画。哲学。歴史。美術鑑賞。写真、動画撮影など多方面に渡っています。
若き日にかなり登った山についても国内、海外を問わず詳しい。スポーツ観戦、落語も好きで、ホタルにも夢中。 ラーメン、寿司、焼酎も大好きですが、最近はシャクヤク栽培にハマっています。
異常なまでの凝り性で、好きなことにはトコトンのめり込まないと気が済まないタイプ。
詳細はフッターのプロフィールをご覧ください。
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