さて、ヤナーチェクの弦楽四重奏曲の紹介だ。これが2曲あって、甲乙付け難い非常に素晴らしい作品である。 一般的な素晴らしいという評価には、我ながら多少の違和感がある。 これはあまりにも刺激的かつ挑発的な音楽だからである。凄い!というのが一番シックリするように思う。 2曲とも僕が熱愛してやまない「とんでもない凄い音楽」だ。...
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ヤナーチェクを熱愛している 前回スメタナとドヴォルザークの弦楽四重奏曲を取り上げた。「わが生涯より」と「アメリカ」だ。 そうなると、次に取り上げるのはヤナーチェクの2曲の弦楽四重奏曲となるのは当然のことだ。 レオシュ・ヤナーチェク。スメタナ・ドヴォルザークに続くチェコの大作曲家の3人目は、当然このヤナーチェクだ。 僕...
弦楽四重奏曲は作曲家の鏡そのもの 弦楽四重奏曲は僕が最も心惹かれるクラシック音楽のジャンルであることは何度も表明してきた。 4つの弦楽器だけによって奏でられる音楽は、純粋な弦の音だけによって音楽が構成されるため、極めて純粋無垢な響きが奏でられる。 どんな作曲家によるものでも、常にヴァイオリン2台、ヴィオラとチェロという...
「花笠」の後、別の品種が続々と開花 我が家のサザンカが12月に入って新たな動きを見せ始め、この年の瀬にあの大輪の「花笠」が咲き切った後、他の品種が続々と開花し始めている。 そう。あの立派な大輪のサザンカ、17本もあるサザンカの中で真っ先に咲き、しかもそれが目を奪う大輪の豪華な花、あの品種がほぼ「花笠」と認定されたことは...
あの花は果たして「旭の海」なのか? 今年、見事な咲きっぷりを見せてくれた例の大輪のサザンカ。元々品種の名称は分からなかったのだが、今年はこのブログの中では、とりあえず「旭の海」と名付けて呼んできた。 ところが、この立派なサザンカは、どうも「旭の海」ではないのではないかとの疑惑が急浮上してきて、折角の機会でもあり、この際...
【第3楽章】からの続き 幻の3枚組LPボックスを発見した奇跡 最後はこのエピソードで終わりにしたい。 以前にもこのブログで書いたことがあったが、最近になって思わぬ感動的なエピソードがあったので、それをあらためて紹介させていただく。 これを「奇跡」と呼ぶことは、読者の皆さんからすれば、「何を大袈裟なことを!」と思われてし...
【第2楽章】からの続き 若き日の「コンポジション第1番」への挑戦 高校2年で間宮芳生の「合唱のためのコンポジション」を聴いて、間宮芳生の音楽にすっかり心を奪われてしまった僕は、やがて実際に自分でこの音楽をどうしても演奏してみたくなった。 間宮芳生の音楽を実際に演奏してみようということだ。 初めて間宮芳生の音楽に接した僕...
【第1楽章】からの続き 間宮芳生の合唱曲を狂ったように聴き漁る その当時、間宮芳生の「合唱のためのコンポジション」は6曲作られていて、その全ての演奏が例の3枚組のLPボックスに収められていた。 間宮芳生が作曲した6曲全ての「合唱のためのコンポジション」を、好きなだけ自由に聴くことができたのだ。 このLPボックスは当時と...
遂に間宮芳生が亡くなってしまった 遂に、あの間宮芳生が亡くなってしまった。 今朝(2024.12.13)訃報を確認した。ショックを受けた。遂にこの日を迎えてしまったか、というのが正直な気持ちである。享年95歳という天寿全うされたのだが。 間宮芳生と言って、すぐにピンとくる人はそう多くはないだろう。日本が生んだ世界に誇る...
「旭の海」のドライフラワーに挑戦した 既にレポート済みだが、ほぼ満開となったゴージャスなサザンカ「旭の海」の花が、あまりにも大きくて美しかったことから、何とかしてこのままドライフラワーにできないだろうか?と取り組んでみた。 11月24日の日曜日のことである。あれから本日(12.3・火)まで、ちょうど10日間が経過した。...
期待の別の品種が遂に開花した 11月30日(土)時点で、蕾がほころび始めた開花目前の写真を紹介した、「旭の海」とは別の品種のサザンカが、翌日の12月1日の日曜日に、可憐な花を咲かせてくれた。 連日のサザンカ開花レポートでさすがにどうかと恐縮してしまうが、これはどうしてもリアルタイムで見ていただきたいと、写真を中心に見て...
更にあれから1週間経過した 2回目の開花レポートから更に1週間が経過した。サザンカの開花状況を確認する待望の週末がやってきた。今週末も好天に恵まれて、サザンカの開花ぶりを楽しむには絶好の日和だった。 本日(2024.11.30)土曜日。11月の最終日だが、庭のサザンカが相当の賑わいとなっている。 3週連続の週末サザン...
連日のレポートはどうかと思いながらも 一昨日、11月23日土曜日のサザンカの開花状況を、写真をふんだんに使いながら、詳しくレポートさせてもらった。 思っていたよりもかなりたくさん咲いてくれたが、まだまだ開花の始まり。 これから連日、どんどん開花が進んで、いずれ近日中に満開になるばかりか、他の木の蕾も咲いてくることだろう...
シューベルトはやっぱり歌を聴かなければ 久しぶりのシューベルトの音楽の紹介だ。 一時、集中的にシューベルト作品を取り上げたが、実は一番肝心なものを紹介していなかった。それはもちろん歌曲である。 シューベルトと言えば歌曲、すなわち歌である。シューベルトの愛称が「歌曲の王」であることは誰でも知っているだろう。「神童モーツァ...
やっぱり咲いていた! 先週からのサザンカのレポートの続報だ。待望の土曜日がやってきた! やっぱり咲いていた!思っていたよりもたくさん咲いていて、一昨日(11.21)の終日に及んだ強い雨の影響もあったか、既に花弁が散っていたり、痛んでいるものまである。 数多い蕾の全体の中では、まだまだ咲き始めたばかりで、満開はこれから迎...
今年のサザンカはすごいことになりそう 我が家のサザンカのことは、何度かレポートしてきたが、今年は例年にないような「すごいこと」になりそうだ。 11月17日(日)時点でまだ一輪も開花はしていないが、蕾は数え切れないくらいにビッシリと付いていて、その無数の蕾が10月以降、日々膨らんできている。 昨年も我が家のサザンカはか...
先日移植した我が家の「バラ」は 先日、新たに購入したシャクヤクの苗を植えるために、北側にある玄関脇の狭い庭を掘り起こし、その際に邪魔になっていた「バラ」を、ほとんど何の手入れもせずに、無造作に別の土地に移植したことはレポートさせてもらったとおりだ。 この「バラ」は、僕が知らないうちに勝手に我が家の庭に生えてきたもので、...
結局は殺されてしまったナワリヌイ プーチンと闘っていたナワリヌイのことは、世界中の誰だって知っている。日本でも良く知られている。 プーチンによって極寒のシベリアの刑務所に移送され、虐待を受けているとのことで、世界が動向を見守っていたが、ある日突然、急死したとの報が駆け巡り、世界中に衝撃が走った。 誰もが政権によって殺さ...
【前編】からの続き 原爆実験の迫真性がものすごい 前半の最大の見どころは遂に完成させた原子爆弾の実験のシーンである。前半の見どころどころか、3時間に及ぶこの映画全体の最高にして最大のみどころであることは言うまでもない。 この実験はオッペンハイマー自身によって「トリニティ実験」と名付けられた。トリニティはキリスト教におけ...
ようやく観た「オッペンハイマー」 色々な意味で今年前半の映画の話題を独占した感のあるクリストファー・ノーラン監督の新作「オッペンハイマー」をようやく観ることができた。 こんなに遅くなってしまったのは、ひとえに僕の怠慢が原因だった。 この超話題作の「オッペンハイマー」を僕は映画館で観ることができなかった。 ではブルーレイ...
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