【クラシック音楽】の紹介 シューベルト「即興曲」~思っているより遥かに深遠な音楽!聴く程に愛着が増すシューベルトの最も有名なピアノ曲 2024年6月19日 誰でも知っている最も有名なシューベルト シューベルトの作品についてこのところずっと書き続けてきた。かなりの作品を紹介してきたが、どうしても外せない作品が残ってしまい、紹介できていない。 ピアノ独奏曲の「即興曲」である。原語(フランス語)では「アンプロンプチュ」だ。 シューベルトの「即興曲」といえば、いくつかの歌曲や「未... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 シューベルトとは思えない斬新な響きを誇るピアノ三重奏曲第2番~キューブリックの「バリー・リンドン」の音楽! 2024年5月29日 シューベルトのピアノトリオがある映画に! 続いてピアノ三重奏曲第2番の紹介だ。この曲の詳細に触れる前にどうしても書いておきたいことがある。1本の映画のことだ。 このシューベルトのピアノトリオ第2番はある有名な映画に使われている。僕がこの音楽を知ったのはこの映画を通じてだった。 そしてその映画というのが、僕が今までに観て... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 シューベルトで絶対に聴き逃せない2曲のピアノ三重奏曲~その全体像と第1番変ロ長調 2024年5月29日 シューベルトのピアノ三重奏曲をご存知か? シューベルトの名曲の紹介は、まだ続く。今回はいわゆるピアノトリオと称されるピアノ三重奏曲の名作を2曲取り上げる。 シューベルトの室内楽はかなり紹介してきた。死の間際に作曲された「弦楽五重奏曲 ハ長調」、弦楽四重奏曲の名曲「第14番 死と乙女」、「ピアノ五重奏曲 ます」。そして「... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 シューベルト「アルペジオーネ・ソナタ」~明暗のバランス良く安心して聴けるシューベルトの最も美しい作品はこれ! 2024年4月28日 紹介してきたシューベルト作品の特徴は? まだまだ続くシューベルトの紹介だ。 僕が取り上げてきたシューベルト作品は、死の直前に異常なまでに創作力が高まった最後の作品群、これは「弦楽五重奏曲」「歌曲集 白鳥の歌」そして前回(昨日)紹介の「ピアノソナタ第19番~21番」の5曲あった。 それ以外に、めちゃくちゃ暗い「弦楽四重... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 シューベルト「 ピアノソナタ第19番~21番」~死の目前に到達した異常なまでの創作的高まり③わずか1ヵ月間で作曲した稀有の名作群 2024年4月27日 死の直前にまとめて作曲された至高の名作群 シューベルトの作品の紹介が続いている。まだ終わらない。 僕は特別にシューベルトが好きでたまらないというわけでもないのに、どうしてこんなことになっているのか、自分でも不思議でならない。 今回は当初のシューベルト紹介に戻って、31歳という若さで夭折したシューベルトがその死の直前に作... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 シューベルト「 交響曲第8(9)番 ハ長調 D944 ザ・グレート」~上機嫌なシューベルトを堪能できる歓喜乱舞の至高の名作(後編) 2024年3月29日 (前編から続く) 交響曲第8(9)番「ザ・グレート」の概要 全体は4楽章から構成され、全ての楽章が15分前後の演奏時間を誇るため、全曲を通じると50分から丸々1時間ほどかかる。この時代の交響曲にあっては異例の大曲。 この長大さが後のブルックナーやマーラーの大交響曲に繋がっていったことは間違いないだろう。 【第1楽章】 ... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 シューベルト「 交響曲第8(9)番 ハ長調 D944 ザ・グレート」~上機嫌なシューベルトを堪能できる歓喜乱舞の至高の名作(前編) 2024年3月29日 感情の起伏が激し過ぎる作曲家シューベルト このところ集中的にシューベルトの作品を取り上げてきたが、それらの多くは極端に暗かったり、逆にあまりにも屈託のない明るさに満ち溢れたものなど、シューベルトという作曲家がいかに感情の起伏の激しい情緒不安定な作曲家であったかを裏付けることになりかねないと、内心密かに危惧している。 死... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 シューベルト「ピアノ五重奏曲 イ長調『ます』」~これぞシューベルトの真骨頂!明るくて幸福感に満ちた弾ける歌!! 2024年2月26日 天真爛漫な明るいシューベルトはこれだ このところ集中的にシューベルトを取り上げてきた。シューベルトが死ぬ年の創作力が異常なまでに高まった際の「弦楽五重奏曲」と「白鳥の歌」(僕の紹介記事は2部構成:前編・後編)。そして「死と乙女」。 3曲共に何とも暗い作品ばかりであった。 こういう作品ばかり聴いていると、シューベルトとい... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 シューベルト「 弦楽四重奏曲第14番 ニ短調『死と乙女』」~あまりの暗さと絶望感。「青春の闇」に言葉を失う黒シューベルトの金字塔! 2024年2月26日 暗い音楽ばかりを量産したシューベルト このところ、「死の目前に到達した異常なまでの創作的高まり」として31歳で夭折したシューベルトの死の年に作曲されたとんでもない作品を紹介してきた。 「弦楽五重奏曲 」と歌曲集「白鳥の歌」(僕の紹介記事は2部構成:前編・後編)。これらはシューベルトが31歳で急逝した1828年に作曲され... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 ビゼー「交響曲 ハ長調」~これぞ青春の金字塔!早熟の17歳が作曲した清新にして爽快の極み 2024年1月30日 ビゼーの若き日の隠れた名曲 先日、古楽器によるビゼーが作曲したオリジナルどおりに演奏した「カルメン」のブルーレイを紹介したところだが、もう1曲、知る人ぞ知るビゼーの隠れた名曲を取り上げたい。 「交響曲ハ長調」である。何とこれはビゼー17歳の時の作曲。正確にいうと、17歳の誕生日を迎えた直後に作曲したというのだから恐れ入... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 シューベルト「白鳥の歌」~死の目前に到達した異常なまでの創作的高まり②シューベルト至高の到達点~打ちのめされる凄絶な歌(後編) 2024年1月28日 シューベルト作曲「白鳥の歌」の紹介の後半である。 後半は、「白鳥の歌」の後半、6曲からなる「ハイネ歌曲集」について、詳細に見ていくことにしたい。 とにかく時間的には非常に短いながらも圧倒されてしまう凄い歌が、次から次へと出てくる。 スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle |... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 シューベルト「白鳥の歌」~死の目前に到達した異常なまでの創作的高まり②シューベルト至高の到達点~打ちのめされる凄絶な歌(前編) 2024年1月28日 「白鳥の歌」は僕が偏愛する特別な作品 遂にシューベルトの歌曲集「白鳥の歌」を紹介するときが来た。 「白鳥の歌」は僕にとって特別な作品。およそ古今東西のありとあらゆる音楽作品の中で、僕にとって特別の意味を持つ、異常なまでに偏愛している作品だ。 シューベルトよりも好きな作曲家はバッハ、モンテヴェルディ、ドビュッシーを筆頭... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 ガーディナー指揮の「カルメン」が感動を呼ぶ圧倒的な音楽と映像美~古楽器で聴く「カルメン」本来の姿を見逃すな! 2024年1月21日 ビゼーの「カルメン」が遂に古楽器で演奏 ビゼーの「カルメン」と言えば、誰でも良く知っている世界で最も有名なオペラ(歌劇)の一つだ。いや、古今東西のありとあらゆるオペラの中で最も良く知られ、親しまれている作品と言い切ってもいいだろう。 あの心が浮き立つ有名な序曲や「ハバネラ」などの誰でも聴いたことのあるカルメンが歌う数々... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 シューベルト「 弦楽五重奏曲 ハ長調 D956」~死を目前に到達した異常なまでの創作的高まり①シューベルト最高の器楽作品 2023年12月30日 シューベルトの死の直前に作曲された超弩級の名作群 シューベルトという名前は誰でも知っている。クラシック音楽に全く興味のない人でもモーツァルトやベートーヴェン、シューベルトという名前を知らない人はいない。 そんな音楽界の最大のビッグネーム、シューベルト。 僕はこのシューベルトにものすごく興味を持っている。僕にとっての大好... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 ムソルグスキー畢生の大作「ボリス・ゴドゥノフ」の珍しい原典版の映像。至高の名作の神髄をムソルグスキーのオリジナルで究める 2023年8月29日 発売直後のボリス・ゴドゥノフのブルーレイ 僕の大好きなムソルグスキーの傑作オペラ「ボリス・ゴドゥノフ」のブルーレイの輸入盤が、ごく最近、全世界で発売された。それが実に貴重な素晴らしいもので、ちょっと興奮が収まらない。 音も画質も超鮮明であり、輸入盤とは言っても日本語の字幕も入っているので、鑑賞には全く問題がない。 ムソ... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 最高の交響曲にも匹敵する無伴奏合唱曲の高み:美しくも激烈な驚くべき音楽に圧倒される〜ブルックナー・チクルス② 2023年3月31日 ブルックナーの宗教曲の全貌 ブルックナーの全貌に迫る【序章】に続くブルックナーチクルスは、いよいよ各論に入っていくが、本命の交響曲はまだ先になる。 交響曲に入る前に、ブルックナーの交響曲と並ぶもう一つの拘りのジャンルである宗教曲を今回は取り上げる。 これには交響曲に勝るとも劣らない素晴らしい作品群があるのだ。 ブルック... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 ブルックナーはどんな作曲家だったのか?その全貌に迫る【序章】〜ブルックナー・チクルス① 2023年3月29日 ブルックナーの紹介をスタートさせる いよいよブルックナーのことを紹介していこうと思う。 この熱々たけちゃんブログのクラシック音楽の紹介では、最近では夢の新フォーマットである「ブルーレイオーディオ」を集中的に取り上げてきたことはご案内のとおり。 ブルーレイオーディオというディスク1枚に、10時間以上の音楽が高音質で収録で... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 ベートーヴェンの「不滅の9曲」〜交響曲【各論編5】:「第九」を徹底的に斬る!「第九」はどうして魅力がないのか 2023年1月8日 ベートーヴェンの交響曲の各論編の続き。前回の【各論編4】を最終回として修了する予定であったが、大幅に長くなり、最後に第9番「合唱」だけを独立して取り上げることとなった。 ベートーヴェンの交響曲の全容の話しはもう繰り返さない。今回は最終曲の第9番「合唱」だけの紹介である。 第9番ニ短調「合唱」Op.125 1824年(5... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 ブルーレイオーディオ1枚で満喫するベートーヴェンの「不滅の9曲」〜交響曲【各論編4】第7番・第8番 2023年1月8日 ベートーヴェンの交響曲の各論編の続き。今回は【各論編4】として、第7番と第8番の2曲を取り上げる。当初は第九も含めて3曲を紹介し、この回を最終回とするつもりで書いていたのだが、結局また長くなり過ぎて(笑)、第九を切り離すことにせざるを得なかった。次回は正に最終回として第九だけを取り扱うことになる。 またカルロス・クライ... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 ブルーレイオーディオ1枚で満喫するベートーヴェンの「不滅の9曲」〜交響曲【各論編3】第5番「運命」・第6番「田園」 2023年1月3日 ベートーヴェンの交響曲の各論編の続きである。今回は【各論編3】として、有名な第5番「運命」と第6番の「田園」の登場となる。 いきなりブルーノ・ワルターのCDのジャケット写真が出てくるが、ワルターが素晴らしいという話しがまた後ほど詳しく出てくる。それでは、じっくりとお読みいただきたい。 その前に、もう一度ベートーヴェン... 熱々たけちゃん