NEW! 【クラシック音楽】の紹介 スメタナ「ピアノ三重奏曲」:稀有の傑作!切々と心に迫る強烈な慟哭!ドヴォルザーク「ドゥムキー」を含めボヘミアのピアノトリオを満喫 2025年3月30日 スメタナを色々と聴き込む中で 前にも書いたが、僕はスメタナが大好きだ。特にその室内楽に強く惹かれている。 既に紹介した弦楽四重奏曲の第1番「わが生涯より」を熱愛しており、それがきっかけになって様々なスメタナの作品に親しんできた。 「モルダウ」で有名な「わが祖国」もいいが、スメタナはやっぱりオペラを聴かなければダメだと... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 ボロディンとチャイコフスキーの美し過ぎる弦楽四重奏曲!~ロシアが生んだ弦楽四重奏曲の名作2曲 2025年2月26日 ロシアが生んだ弦楽四重奏曲の名作2曲 スメタナ、ドヴォルザーク、ヤナーチェク。ボヘミアとモラヴィアのチェコの弦楽四重奏曲の名作を紹介してきた。 ヤナーチェクは晩年になって作曲家としての本領を発揮し、20世紀に活躍したこともあって「国民楽派」という範疇からは離れた作曲家だが、いずれにしてもドイツやフランスという音楽の本場... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 ヤナーチェク「シンフォニエッタ」:ヤナーチェクのミニ交響曲~彼の音楽の神髄を存分に味わえる大傑作! 2025年1月29日 ヤナーチェクに興味を持ったら次はこれ ヤナーチェクのことを色々と紹介してきた。 作品としては2曲の弦楽四重奏曲を真っ先に取り上げたわけだが、これを聴いてもらってヤナーチェクの音楽に興味を持たれた方は、是非とも今回取り上げる「シンフォニエッタ」というオーケストラ曲を聴いてもらいたいと思う。 ヤナーチェクの生涯とその独自の... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 ヤナーチェク「クロイツェル・ソナタ」「ないしょの手紙」:ヤナーチェクの天才を痛感させられる驚くべき音楽~チェコの弦楽四重奏曲② 2025年1月27日 さて、ヤナーチェクの弦楽四重奏曲の紹介だ。これが2曲あって、甲乙付け難い非常に素晴らしい作品である。 一般的な素晴らしいという評価には、我ながら多少の違和感がある。 これはあまりにも刺激的かつ挑発的な音楽だからである。凄い!というのが一番シックリするように思う。 2曲とも僕が熱愛してやまない「とんでもない凄い音楽」だ。... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 ヤナーチェクとその音楽の魅力~極端な大器晩成とその原動力となった驚嘆の真実とは? 2025年1月26日 ヤナーチェクを熱愛している 前回スメタナとドヴォルザークの弦楽四重奏曲を取り上げた。「わが生涯より」と「アメリカ」だ。 そうなると、次に取り上げるのはヤナーチェクの2曲の弦楽四重奏曲となるのは当然のことだ。 レオシュ・ヤナーチェク。スメタナ・ドヴォルザークに続くチェコの大作曲家の3人目は、当然このヤナーチェクだ。 僕... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 スメタナ「わが生涯より」:最も好きな弦楽四重奏曲で聴く度に感涙!チェコの弦楽四重奏曲① 2025年1月23日 弦楽四重奏曲は作曲家の鏡そのもの 弦楽四重奏曲は僕が最も心惹かれるクラシック音楽のジャンルであることは何度も表明してきた。 4つの弦楽器だけによって奏でられる音楽は、純粋な弦の音だけによって音楽が構成されるため、極めて純粋無垢な響きが奏でられる。 どんな作曲家によるものでも、常にヴァイオリン2台、ヴィオラとチェロという... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 「合唱のためのコンポジション」の間宮芳生が95歳で逝去【第4楽章】~50年ぶりに奇跡的に発見した幻のLP3枚組の感動! 2024年12月17日 【第3楽章】からの続き 幻の3枚組LPボックスを発見した奇跡 最後はこのエピソードで終わりにしたい。 以前にもこのブログで書いたことがあったが、最近になって思わぬ感動的なエピソードがあったので、それをあらためて紹介させていただく。 これを「奇跡」と呼ぶことは、読者の皆さんからすれば、「何を大袈裟なことを!」と思われてし... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 「合唱のためのコンポジション」の間宮芳生が95歳で逝去【第3楽章】~「コンポジション」の演奏に自ら挑んだ若き日々 2024年12月17日 【第2楽章】からの続き 若き日の「コンポジション第1番」への挑戦 高校2年で間宮芳生の「合唱のためのコンポジション」を聴いて、間宮芳生の音楽にすっかり心を奪われてしまった僕は、やがて実際に自分でこの音楽をどうしても演奏してみたくなった。 間宮芳生の音楽を実際に演奏してみようということだ。 初めて間宮芳生の音楽に接した僕... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 「合唱のためのコンポジション」の間宮芳生が95歳で逝去【第2楽章】~「コンポジション」との出会いの衝撃、未だ冷めやらず! 2024年12月17日 【第1楽章】からの続き 間宮芳生の合唱曲を狂ったように聴き漁る その当時、間宮芳生の「合唱のためのコンポジション」は6曲作られていて、その全ての演奏が例の3枚組のLPボックスに収められていた。 間宮芳生が作曲した6曲全ての「合唱のためのコンポジション」を、好きなだけ自由に聴くことができたのだ。 このLPボックスは当時と... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 「合唱のためのコンポジション」の間宮芳生が95歳で逝去【第1楽章】~「コンポジション」で革命を起こした合唱界の一方の神! 2024年12月17日 遂に間宮芳生が亡くなってしまった 遂に、あの間宮芳生が亡くなってしまった。 今朝(2024.12.13)訃報を確認した。ショックを受けた。遂にこの日を迎えてしまったか、というのが正直な気持ちである。享年95歳という天寿全うされたのだが。 間宮芳生と言って、すぐにピンとくる人はそう多くはないだろう。日本が生んだ世界に誇る... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 シューベルト「歌曲名曲集」~シューベルトはやっぱり歌曲を聴かなければ!先ずはフィッシャー=ディースカウによるこの1枚 2024年11月24日 シューベルトはやっぱり歌を聴かなければ 久しぶりのシューベルトの音楽の紹介だ。 一時、集中的にシューベルト作品を取り上げたが、実は一番肝心なものを紹介していなかった。それはもちろん歌曲である。 シューベルトと言えば歌曲、すなわち歌である。シューベルトの愛称が「歌曲の王」であることは誰でも知っているだろう。「神童モーツァ... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 合唱界に絶大な貢献をした田中信昭、96歳の大往生【後編】~先生からの手紙が更なる感動を引き起こす! 2024年9月21日 【中編】から続く その後、田中信昭から直接の指導を受けた それから更に約15年が経過する。弁護士の夢を諦めて、再び合唱の世界に戻った30代後半。 僕は三重県の津市にある「うたおに」という合唱団で歌っていた。僕が東京に転勤になった後、「うたおに」はどんどん実力を付けて、何度か全日本合唱コンクールの全国大会にも出場すること... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 合唱界に絶大な貢献をした田中信昭、96歳の大往生【中編】~高校時代に感動的な手紙をくれた僕の神! 2024年9月21日 【前編】からの続き 田中信昭と僕の感動エピソードを披露 こんな不滅の業績を合唱界に残した田中信昭に、僕は個人的な接点があり、それがちょっと考えられないほどの感動的なエピソードなので、ここで披露させていただく。 僕が高校3年生のときの出来事である。 何年、いや何十年前のことだ!?(笑)。答えは半世紀?(笑)。 ことの発端... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 合唱指揮の大御所、田中信昭が96歳にて大往生【前編】~合唱界に絶大な貢献をした唯一無二の素晴らしい人! 2024年9月21日 あの田中信昭が亡くなったしまった! あの田中信昭の突然の訃報に接した。2024年9月17日(火)の朝のことだった。 僕が読んだ読売新聞オンラインの記事を、そっくり転載させてもらう。 「戦後日本の合唱界をリードした指揮者で文化功労者の田中信昭(たなか・のぶあき)さんが12日死去した。96歳だった。葬儀は近親者で行う。5日... 熱々たけちゃん
【映画】の紹介 「TAR/ター」指揮者ターのパワハラ疑惑を徹底的に考える【後編】(ネタバレ満載注意)~いま観るべき熱々映画 2024年7月29日 【前編】からの続き その4:指揮科の学生への指導 あの指揮科の貧乏揺すりの男子学生への指導については前回の記事でも詳しく書いた。 但し、それは映画が始まって序盤だというのにその指導だけで延々と10分間以上も続くというバランスの悪さの指摘だった。 今回は、あのターの学生への指導がパワハラだったかどうかの検証である。 映画... 熱々たけちゃん
【映画】の紹介 「TAR/ター」指揮者ターのパワハラ疑惑を徹底的に考える【前編】(ネタバレ満載注意)~いま観るべき熱々映画 2024年7月29日 「TAR/ター」の評価は非常に高いが・・・ 前回取り上げた「TAR/ター」。 そこで詳しく紹介したとおり、この作品は昨年(2023年)公開映画のキネマ旬報ベストテンで見事ベストワンに輝き、読者選出ベストテンでも第2位。監督脚本のトッド・フィールドが外国映画監督賞まで受賞するなど、日本では極めて高く評価された。 本国アメ... 熱々たけちゃん
【映画】の紹介 「TAR/ター」楽壇トップの女性指揮者の栄光と転落。昨年度ベストワンの絶賛も僕には謎が残る不可解な映画~いま観るべき熱々映画 2024年7月25日 昨年キネ旬ベストワンに輝いた大絶賛映画 「TAR/ター」。今年(2024年)発表された昨年公開映画のキネマ旬報ベストテンで見事ベストワンに輝いた作品。読者選出ベストテンでも第2位に輝いた。しかも監督脚本のトッド・フィールドが外国映画監督賞まで受賞し、キネマ旬報では大絶賛に包まれている。 2023年のアメリカのアカデミー... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 信長貴富「初心のうた」~ある傑作合唱曲に寄せられた作曲者の切実なコメントに深く感銘。歌の力で平和を実現できるのか?! 2024年7月17日 朝日新聞に信長貴富の思わぬ記事が掲載 松本に在住の親しい友人から、合唱作曲家・信長貴富の朝日新聞に掲載された「人は、なぜ歌うのか?」をテーマにした記事が送られてきた。 信長貴富のことは良く存じ上げていて、彼の合唱作品を多数、指揮してきた。もちろん歌ったことも頻繁だ。 その記事を読んで、僕は深く感銘を受け、即座にこのこと... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 ヘンデル「セメレ」ガーディナー指揮のライヴ映像に大興奮!ヘンデル・ルネサンスの到達点!言葉を失う程の素晴らしさ!! 2024年6月26日 「セメレ」の基本情報 1843年の夏にわずか1カ月あまりで作曲された。 正確に記録が残っている。それによればヘンデルは1843年の5月に体調を崩していたが、病気回復後の6月3日から7月4日までのわずか1カ月間で作曲したという。時にヘンデルは60歳手前。初演は翌1844年の2月に行われた。 ヘンデルの名を不動のものとした... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 ガーディナーの「セメレ」で遂にヘンデルの魅力に開眼!ヘンデルとヘンデル・ルネサンスについて 2024年6月26日 ヘンデルはバッハとほぼ同時に生まれた バロック音楽の大巨匠ヘンデルのことを初めて書く。大バッハの「音楽の父」に対してヘンデルが「音楽の母」と呼ばれるまでもなく、この2人の天才は何かと対照的な存在なのだが、何と同じ年の生まれであることを、ご存知だろうか? ヘンデルは74歳の長寿 なお、何かと若死にが多い大作曲家の中にあっ... 熱々たけちゃん