【前編】からの続き 事件の概要は巻末【資料】で確認してほしい 本書は3人の男性の殺害と詐欺、詐欺未遂、窃盗の計10件の罪で起訴された木嶋佳苗の裁判の傍聴記である。 いつ誰がどのような経緯をたどって亡くなり、佳苗の罪がどうして問われているかなどの事件の詳細を説明することは、このブログの中では困難であり、人の命が係わる問...
熱々たけちゃん
熱々たけちゃんです。 小学校4年から合唱を始め、同志社大学コール・フリューゲルで3年間合唱指揮に没頭。現在も合唱団東京フリューゲルの指揮者を20年間に渡って務めていますが、もちろんアマチュアで、本職は病院経営。病院の経営マネジメントの推進です。 30年以上に渡って医療業界に勤めています。いくつもの病院で事務長(事務局長・事務部長)を務め、病院の経営面でのマネージメントの適正化に取り組んでいます。
興味の対象、趣味が非常に多く、クラシック音楽全般、合唱、ジャズは特にヴォーカル、映画、文学、ノンフィクション、漫画、哲学、歴史、美術鑑賞など多方面に渡っています。
若き日にかなり登った山についても国内、海外を問わず非常に詳しい。スポーツ観戦、落語も好きで、ホタルにも夢中。
ラーメン、寿司、焼酎にもとことんハマっています。
異常なまでの凝り性で、好きなことにはとことんのめり込まないと気が済まないタイプ。
どうかよろしくお願いします。
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熱々たけちゃんの記事一覧
話題騒然となった「木嶋佳苗」の事件 その事件は主に平成21年に起きた。2009年の秋。木嶋佳苗による連続殺人の疑惑だった。今から約15年前のことだ。 あの当時は連日このニュースで溢れかえり、来る日も来る日も木嶋佳苗の話題で持ち切りだった。ただ内容が子供には聞かせられないようなものばかりで、当時、報道はどうなされていたの...
初めて読んだ高坂正堯に魅了された 高坂正堯(こうさかまさたか)の本を初めて読んだ。新潮選書の中の1冊「歴史としての二十世紀」である。 これが非常に興味深く、僕は時間の経つのを忘れて読み耽ってしまった。実におもしろく、興奮してしまったほどだ。 高坂正堯は非常に有名な方なのだが、僕にはほとんど縁がなく、正直言って長い間、ど...
スティーヴン・キングによる自伝と文章読本 あの「モダン・ホラーの帝王」のスティーヴン・キングがこんな自伝と文章読本、小説作法を書いていたとは迂闊にも全く知らなかった。 僕にとってスティーヴン・キングの名前は非常に身近で、彼が描いた世界のことは良く知っているつもりだが、実は正直に告白すると、スティーヴン・キングの小説を実...
出口さん提唱の「無減代」を大病院に導入 僕が働いている首都圏にある急性期の大病院で、「無減代」活動を実際に導入してみた。 「無減代」活動というのは、APUの元学長であった出口治明さんが、この熱々たけちゃんブログでも紹介させてもらった「いま君に伝えたい 知的生産の考え方」という著書の中で提唱していた、いわば組織改革のため...
【前編】からの続き その4:指揮科の学生への指導 あの指揮科の貧乏揺すりの男子学生への指導については前回の記事でも詳しく書いた。 但し、それは映画が始まって序盤だというのにその指導だけで延々と10分間以上も続くというバランスの悪さの指摘だった。 今回は、あのターの学生への指導がパワハラだったかどうかの検証である。 映画...
「TAR/ター」の評価は非常に高いが・・・ 前回取り上げた「TAR/ター」。 そこで詳しく紹介したとおり、この作品は昨年(2023年)公開映画のキネマ旬報ベストテンで見事ベストワンに輝き、読者選出ベストテンでも第2位。監督脚本のトッド・フィールドが外国映画監督賞まで受賞するなど、日本では極めて高く評価された。 本国アメ...
昨年キネ旬ベストワンに輝いた大絶賛映画 「TAR/ター」。今年(2024年)発表された昨年公開映画のキネマ旬報ベストテンで見事ベストワンに輝いた作品。読者選出ベストテンでも第2位に輝いた。しかも監督脚本のトッド・フィールドが外国映画監督賞まで受賞し、キネマ旬報では大絶賛に包まれている。 2023年のアメリカのアカデミー...
先日のブログ記事の読者が教えてくれた絵本 先日配信したばかりの信長貴富の「初心のうた」に関する朝日新聞の記事についての僕のブログを読んでくれた読者が教えてくれた谷川俊太郎の絵本「せんそうしない」。 静岡県に在住の僕のブログの愛読者が、信長貴富の記事を読んで、直ぐにLINEで感想を送ってくれた。「あの記事を読んで谷川俊太...
コンパクトな知られざる少年向け黒手塚 今回の「手塚治虫を語り尽くす」はちょうど30本目となる。この記念すべき30本目には手塚治虫の大作、それもあまり知られていない知る人ぞ知るといった類の傑作を取り上げたかった。 この熱々たけちゃんブログで取り上げる「手塚治虫を語り尽くす」には、まだまだいくらでも候補作がある。そういう...
朝日新聞に信長貴富の思わぬ記事が掲載 松本に在住の親しい友人から、合唱作曲家・信長貴富の朝日新聞に掲載された「人は、なぜ歌うのか?」をテーマにした記事が送られてきた。 信長貴富のことは良く存じ上げていて、彼の合唱作品を多数、指揮してきた。もちろん歌ったことも頻繁だ。 その記事を読んで、僕は深く感銘を受け、即座にこのこと...
トラウマ必至の黒手塚の恐るべき短編2本 「鉄の旋律」に続いて、今度はもっと短い短編の黒手塚作品を取り上げる。「イエロー・ダスト」と「悪魔の開幕」という2つの作品である。 両方とも20~30ページという非常に短い読み切りの短編漫画である。ところがその短いページ数の中に驚嘆すべき濃密なドラマとアクション、怒りというよりも...
黒手塚を代表する中編の衝撃作 「手塚ノワール」とも呼ばれる「黒手塚」をかなりたくさん取り上げてきた。主だったものは大体紹介してきたが、まだまだいくつも残っている。 その中でも、衝撃度から言ったらトップクラスの中編と短編があるので、今回はその中編の方を紹介したい。短編は次回取り上げることにする。 その中編のタイトルは「...
「セメレ」の基本情報 1843年の夏にわずか1カ月あまりで作曲された。 正確に記録が残っている。それによればヘンデルは1843年の5月に体調を崩していたが、病気回復後の6月3日から7月4日までのわずか1カ月間で作曲したという。時にヘンデルは60歳手前。初演は翌1844年の2月に行われた。 ヘンデルの名を不動のものとした...
ヘンデルはバッハとほぼ同時に生まれた バロック音楽の大巨匠ヘンデルのことを初めて書く。大バッハの「音楽の父」に対してヘンデルが「音楽の母」と呼ばれるまでもなく、この2人の天才は何かと対照的な存在なのだが、何と同じ年の生まれであることを、ご存知だろうか? ヘンデルは74歳の長寿 なお、何かと若死にが多い大作曲家の中にあっ...
手塚治虫渾身の傑作SF 手塚治虫のどちらかというと隠れた名作、傑作を紹介してきたが、大切な作品が後回しになっていたので、遅ればせながら今回取り上げたい。「鳥人大系」である。 これは手塚治虫の熱心なファンならば、当然良く知っているSFの大傑作だ。漫画の名作というよりも本書はあの福島正実が主宰していた有名なSF専門誌の「...
誰でも知っている最も有名なシューベルト シューベルトの作品についてこのところずっと書き続けてきた。かなりの作品を紹介してきたが、どうしても外せない作品が残ってしまい、紹介できていない。 ピアノ独奏曲の「即興曲」である。原語(フランス語)では「アンプロンプチュ」だ。 シューベルトの「即興曲」といえば、いくつかの歌曲や「未...
6月、ドライフラワーだけが残った 気が付けばいつのまにか6月に入っていた。そして更に今日は16日(日)中旬となってしまった。我が家からはもちろん、例年、我が家のシャクヤクが終わってから花屋さんの店頭に並ぶことの多いシャクヤクも全て姿を消してしまった。シャクヤクの季節が完全に終了してしまったわけだ。 今はドライフラワーだ...
シューベルトのピアノトリオがある映画に! 続いてピアノ三重奏曲第2番の紹介だ。この曲の詳細に触れる前にどうしても書いておきたいことがある。1本の映画のことだ。 このシューベルトのピアノトリオ第2番はある有名な映画に使われている。僕がこの音楽を知ったのはこの映画を通じてだった。 そしてその映画というのが、僕が今までに観て...
シューベルトのピアノ三重奏曲をご存知か? シューベルトの名曲の紹介は、まだ続く。今回はいわゆるピアノトリオと称されるピアノ三重奏曲の名作を2曲取り上げる。 シューベルトの室内楽はかなり紹介してきた。死の間際に作曲された「弦楽五重奏曲 ハ長調」、弦楽四重奏曲の名曲「第14番 死と乙女」、「ピアノ五重奏曲 ます」。そして「...
プロフィール
熱々たけちゃん
熱々たけちゃんです。
小学校4年から合唱を始め、同志社コール・フリューゲルで3年間合唱指揮に没頭。合唱団東京フリューゲルを設立し、20年間指揮者を務めました。
本職は病院経営。病院の経営マネジメントの推進です。40年近くに渡って医療業界に勤め、経営改革請負人としていくつもの病院で事務長(事務局長・事務部長)を務めています。
趣味が非常に多く、クラシック音楽全般、合唱、ジャズ。映画。文学、ノンフィクション。漫画。哲学。歴史。美術鑑賞。写真、動画撮影など多方面に渡っています。
若き日にかなり登った山についても国内、海外を問わず詳しい。スポーツ観戦、落語も好きで、ホタルにも夢中。 ラーメン、寿司、焼酎も大好きですが、最近はシャクヤク栽培にハマっています。
異常なまでの凝り性で、好きなことにはトコトンのめり込まないと気が済まないタイプ。
詳細はフッターのプロフィールをご覧ください。
小学校4年から合唱を始め、同志社コール・フリューゲルで3年間合唱指揮に没頭。合唱団東京フリューゲルを設立し、20年間指揮者を務めました。
本職は病院経営。病院の経営マネジメントの推進です。40年近くに渡って医療業界に勤め、経営改革請負人としていくつもの病院で事務長(事務局長・事務部長)を務めています。
趣味が非常に多く、クラシック音楽全般、合唱、ジャズ。映画。文学、ノンフィクション。漫画。哲学。歴史。美術鑑賞。写真、動画撮影など多方面に渡っています。
若き日にかなり登った山についても国内、海外を問わず詳しい。スポーツ観戦、落語も好きで、ホタルにも夢中。 ラーメン、寿司、焼酎も大好きですが、最近はシャクヤク栽培にハマっています。
異常なまでの凝り性で、好きなことにはトコトンのめり込まないと気が済まないタイプ。
詳細はフッターのプロフィールをご覧ください。
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